「旅先のトイレが汚い...」経験アリ、日本人の7割
[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年9月4日放送で、この日、中四国地方の有名な観光地で、公衆トイレの一斉清掃が行われたことを取り上げていました。
原爆ドーム前に集まった約100人の人々。片手には掃除道具を持ち、服装はみな軽装です。担当者の合図で向かった先は、公衆トイレです。掃除をしているのは、住宅機器メーカー「リクシル」中四国支社の社員など、総勢約600人です。
この日、広島城の周辺や、福山を代表する観光地鞆の浦など、中四国地方を代表する観光地の公衆トイレ63カ所が、一斉に掃除されました。
地元住民も協力!トイレ清掃を観光に繋げる試み
1か所のトイレ掃除に2時間かけました。掃除のプロではありませんが、形や仕組みのプロなので、見逃しているところを見つけ、綺麗にしていきます。
仕事に生かせる発見もあったようで、掃除をした社員さんは、使い勝手を研究して、開発に生かしていきたいと話していました。
福山市鞆町では、普段掃除をしている地元住民も参加しました。便器の黄ばみや黒ずみは、ホームセンターなどで市販されている、「超精密研磨フィルム」という特殊なシートを使っていきます。
日本トイレ研究所によると、旅行客の約7割が「汚い」などの理由で、旅先のトイレで困った経験があるのだといいます。
広島市の場合、平和公園・広島城周辺のトイレは毎日掃除しているといいますが、苦情が寄せられることもあるのだそうです。
公衆トイレを通じて、観光客をもてなしたいというこの試み。「リクシル」では、2016年以降も続けていく予定です。トイレが汚いと、それだけで旅行の思い出が嫌なものになってしまうこともありますよね。このような試みは、もっといろいろなところで展開してくれればいいなと思います。(ライター:haruhana)