死の危険も! 石川県にも襲来「マダニ感染症」...その対策は?
2015.09.13 07:13
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2015年9月3日放送で、石川県内でマダニ感染者が出たと報じていました。60代の男性が、ウイルスを持つマダニに噛まれマダニ感染症にかかり入院、その後亡くなりました。
これまでも国内で19件の患者発生の報告がありますが、石川県はもっとも東側に位置します。これまでも感染者はいたと思われますが診断に至らなかっただけとの推測で、またマダニのより東側への拡大も懸念されています。
知る人が少ないマダニの危険性
マダニはダニの仲間に違いありませんが、生息地も生体も異なります。通常、直径2~3mmですが、血を吸うとパンパンに膨れ上がり、体重は100倍ほどに。全長1cmにもなります。
吸血鬼もびっくりの恐ろしさ。感染例が希ですので、放置しがちですが、大変危険です。
石川県のふれあい昆虫館によると、マダニ対策として、(1)肌の露出は避ける、(2)虫除けスプレーを使用する、(3)入浴時によく確認する、ことが大切だそうです。
また、噛まれたら無理に引っ張らないこと、マダニの一部が肌に残ってしまうそうです。すぐに医療機関へ行きましょう。
ここ数年デング熱、SARSなど、聞きなれない感染症が増えましたが、県内にも恐ろしい敵がいるのですね。頭の片隅において行動したいものです。(ライター:りえ160)