頭部死球の後遺症で悩む青木選手に、古巣・スワローズのファンが神宮から送ったエールが感動的だと話題に
「海の向こうまで届くといいな」
15年シーズンから米大リーグサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍し、新天地でも1番バッターとして活躍していた青木選手。開幕から好調を維持していたが、現地8月9日の対カブス戦で頭部に死球を受けた。148キロもの高速スライダーが右こめかみ付近に直撃し、倒れ込むようにグラウンドにうずくまった。このときの衝撃により、青木選手は脳震とうに悩まされることになる。
8月下旬に一時は戦列に復帰したものの、その症状は再び悪化。米メディアによれば、本人は「感情のコントロールができない」、「目を動かすと頭が重くなったりする」、「気持ち悪く集中力がなくなり、力が入らなかった」などとその深刻な病状を語ったという。9月10日に専門医の診察を受ける予定だが、その結果次第では今シーズンの復帰は絶望的になるという。また、今後の選手生命にも深刻な影響を及ぼす可能性も、一部報道では取り沙汰されている。
このような苦境に立たされている青木選手に、熱いエールを送ったのは古巣・ヤクルトスワローズのファンだった。15年9月6日の対広島戦(神宮球場)が雨天中断した際、突如スワローズの応援団が青木選手の応援歌を演奏し始めたのだ。
当初はざわついていた客席だったが、徐々に応援団の意図を理解したのか、気づけば集まった1万人以上のスワローズファンが青木選手の応援歌を大合唱する状態に。応援歌に続いて、「頑張れ頑張れ青木!」のコールが行われると、テレビ中継を見ていたファンからも「感動した」などといった投稿がツイッターに相次いだ。
青木宣親の応援歌、鳥肌立った...
— じゅんや今季11年目? (@Miya43_9_49_76) 2015, 9月 6
ライトスタンドからは青木宣親の応援歌が。
「頑張れ頑張れ青木!」
#swallows pic.twitter.com/swjCvxtU0n
— 浮き雲@燕 (@ukigumo2001) 2015, 9月 6
雨天中断中に青木の応援歌が流れました。そして頑張れ頑張れ青木!のコール。海の向こうまで届くといいな。#swallows
"@sn_baseball_jp: 【MLB】青木、脳震とう訴え先発外れる 今季絶望の可能性も http://t.co/5zj4vSU24S #mlbjp"
— ys1993- (@1000shashari) 2015, 9月 6
青木の応援歌やっとる(´・ω・`)
青木無事でいてくれ。。。(´・ω・`)
— だるまっこ (@da_ru_ma) 2015, 9月 6
今日は雨中断で青木くんの応援歌と「がんばれがんばれ青木」を言えて良かったな??\(´ω` )/????\( ´)/?? ??\( ´ω`)/??
脳だけはしっかり検査してください。何処にいてもすわっこは皆んな応援していくよ!
— ハヂメ@一日一善 (@hadimexxx110_YS) 2015, 9月 6
青木選手がスワローズを離れてから、すでに4年が経っている。にも関わらず、多くのファンがその病状を心配し、声を振り絞ってエールを送ったのだ。スポーツの素晴らしさを改めて感じさせる一幕だった。