スーパーで、落としたエビフライを「ちょっとだから大丈夫や!」と売り場に戻したおっちゃんに、おばちゃんが正論を吐いた
「スーパーの迷惑客」にまつわるエピソードを紹介してきたこの記事も、とうとう8回目となった(前回の記事:スーパーは子どもの遊び場じゃ...ないっ! 私は見た「困った親子客」たち)。
今回は全国から寄せられた投稿の中から、店員や客同士の、激しい「バトル」にまつわるものを中心に紹介していきたい。
おばちゃんのナイスな返しと、おっちゃんのあり得ない行動
大阪府のAさん(50代男性・会社員)が目撃したのは、総菜コーナーでの「中年のおっちゃん」と、たまたま居合わせた「おばちゃん」のバトルだ。
「エビフライを買おうと、トングでプラスチックのパックに入れていたおっちゃん。何気なく見ていると、そのうちの位置日を手を滑らせたのか床に落としてしまいました。『あーあ、やっちゃった』と思っていると、その落としたエビをトングで拾い上げ、なんとそのまま売り場に戻したではありませんか!」
「ありえへん事態」に混乱していたAさんだが、やはり一部始終を見ていたおばちゃんが、おっちゃんに食ってかかった。
おばちゃん「そんなことしたらあかんやろ、他のも食べれんくなる!」
おっちゃん「ちょっとだから大丈夫や!」
おばちゃん「ほなら、あんたが買うたらええがな!」
至極真っ当すぎる反論に、おっちゃんもさすがに沈黙。「おばちゃんナイス!」と応援していたAさんだが、おっちゃんの取った行動はさらに信じられないものだった。
「今度はおっちゃんはそのエビフライを再び床に落とし、足で蹴っ飛ばして什器の下に隠してしまったんです! もう開いた口がふさがりません」
一緒に見ていたという「嫁さん」もこれには、「もう二度と、あそこでは惣菜は買えへん......」。
「これ、半値シールを貼ってよ!」
今度は、客VS店員の攻防。神奈川県のBさん(40代女性・パート)は夕方18時30分ごろ、「こぎれいな格好をした30代後半くらいの女性」が、バックヤード前で店員を呼びつけているところに遭遇した。
「このお肉、賞味期限今日までだから、半値シール貼ってよ!」
確かに売り場では値引きが始まったタイミングではあったが、その順番はお店が決めるものだ。店員さんも「いや、これはまだ貼りません......」と返したが、女性客はいきり立って、
「なんで? どうして? いいじゃない! 他のはもう貼りだしてるんだから貼ってよ!」
Bさんはドン引きしながらその場を離れたという。
レジでお客同士が痴話げんかを始めちゃった
再び、客VS店員。関西でレジ店員を5年ほど勤めていたというCさんいわく、「おひとり様1点限り」の特売の際には、こんな光景が「あるある」なんだとか。
「特売商品を1つレジで買って、また1つ違うレジで買って......なんてのは日常茶飯事ですが、『並び直すの面倒だから、もう一緒に計算してよ!』と開き直って駄々をこねる人もいました。後は、特売商品を1つ買って家に帰り、またスーパーに戻って買って、家に帰って――なんて律儀な人も。家に帰ろうが、『おひとり様』には変わりないんですけどね」
Cさんからの投稿からもう1つ「バトル」を取り上げよう。
カップルで来店した男女のお客。ところが会計をしている途中、ふと彼女が、彼氏のワイシャツに、ほかの女のものと思しき化粧の跡が付いていることに気づいてしまった。とたんにレジは修羅場と化す。
「ねぇ、これ明らかにチークだよね! 店員さんも何か言ってやってよ!」 「......」
思いっきり巻き添えを食ってしまったCさん。言ってやりたかったのは、もちろんこの一言だ。
「先にお会計お願いします......」
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