怖いくらいリアル! 生々しすぎるカイコの幼虫チョコを食べてみた
今にも動き出しそうなほど、忠実に再現されている
ではさっそく、その衝撃的なビジュアルと、「味」を確認してみよう。まずは、最も再現度の高いと思われる「幼虫」から。

ホワイトチョコで作られた「幼虫」は、クランキーやクランベリーなどで身体の黒い斑点までも忠実に再現している。しっかりと、顔の造りや目まで再現されており、ちょっと怖いくらいリアルだ。今にも動き出しそうな幼虫の下には、蚕のエサである桑の葉を練り込んだ葉っぱ状のチョコが添えられている。
インパクト抜群の見た目に反して、その味は驚くほど上品なもの。濃厚でコク深い幼虫の身体(ホワイトチョコ)と爽やかな葉っぱ(桑の葉チョコ)が相まって、本格的で奥深い味わいに仕上がっている。

続いて、「まゆ」と「成虫」を順番に見てみよう。


シンプルにホワイトチョコだけで作られた「まゆ」は、中に空気が入っているため、サクサクとした食感が特徴。濃厚なチョコの味わいを、スナック感覚であっさり楽しむことができる。
枯れ木の上で羽を広げる姿を再現した「成虫」は、サクサクで香ばしいビターチョコで作られた枯れ木とジューシーな成虫(ホワイトチョコ)の相性がバツグンだ。

見た目と味、どちらにも強いこだわりを感じるこの「かいこの王国」シリーズを製造しているのは、群馬県藤岡市にある創作和菓子メーカーの丸エイ食品。第1弾となる「お蚕様(おこさま)チョコレート」は、富岡製糸場の世界遺産登録を祈願して2013年に販売をはじめた。
そのリアルな見た目がネットを中心に話題を呼び、今では世界遺産を訪れる観光客の定番土産として人気を集めるようになったという。
今回堪能した「かいこの一生チョコレート」(税込980円)は、「かいこの王国」シリーズを扱う丸エイ食品の直営店(群馬県富岡市)およびオンラインショップで購入できる。