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怖いくらいリアル! 生々しすぎるカイコの幼虫チョコを食べてみた

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.09.01 17:00
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製糸業や紡績業の工場で働く女工の過酷な労働環境を描いた「女工哀史」。

同書のなかには、女工たちが作業の過程で出る蚕(かいこ)のさなぎを「おやつ」代わりにして食べていたという記述がある。そんな歴史を知ってか知らずか分からないが、2014年6月に世界文化遺産に登録された群馬県の富岡製糸場のお土産として、いま蚕をモチーフにしたお菓子「かいこの王国」シリーズが話題を集めている。

蚕のチョコ、リアルすぎて食べ辛い?
蚕のチョコ、リアルすぎて食べ辛い?

ネットでは、そのあまりの再現度に「リアルすぎて口に入れるのに勇気が要る」といった声も聞かれるこのお菓子。今回Jタウンネット編集部は、蚕の成長過程を幼虫・まゆ・成虫の3つの姿でリアルに再現した、第2弾の「かいこの一生チョコレート」を実際に取り寄せてみた。

今にも動き出しそうなほど、忠実に再現されている

ではさっそく、その衝撃的なビジュアルと、「味」を確認してみよう。まずは、最も再現度の高いと思われる「幼虫」から。

ちょっと生々しいビジュアル
ちょっと生々しいビジュアル

ホワイトチョコで作られた「幼虫」は、クランキーやクランベリーなどで身体の黒い斑点までも忠実に再現している。しっかりと、顔の造りや目まで再現されており、ちょっと怖いくらいリアルだ。今にも動き出しそうな幼虫の下には、蚕のエサである桑の葉を練り込んだ葉っぱ状のチョコが添えられている。

インパクト抜群の見た目に反して、その味は驚くほど上品なもの。濃厚でコク深い幼虫の身体(ホワイトチョコ)と爽やかな葉っぱ(桑の葉チョコ)が相まって、本格的で奥深い味わいに仕上がっている。

食べかけだと、少し忍びない状態に...
食べかけだと、少し忍びない状態に...

続いて、「まゆ」と「成虫」を順番に見てみよう。

シンプルゆえに美しい「まゆ」
シンプルゆえに美しい「まゆ」
羽を広げた「成虫」
羽を広げた「成虫」

シンプルにホワイトチョコだけで作られた「まゆ」は、中に空気が入っているため、サクサクとした食感が特徴。濃厚なチョコの味わいを、スナック感覚であっさり楽しむことができる。

枯れ木の上で羽を広げる姿を再現した「成虫」は、サクサクで香ばしいビターチョコで作られた枯れ木とジューシーな成虫(ホワイトチョコ)の相性がバツグンだ。

3種類の姿を並べてどうぞ
3種類の姿を並べてどうぞ

見た目と味、どちらにも強いこだわりを感じるこの「かいこの王国」シリーズを製造しているのは、群馬県藤岡市にある創作和菓子メーカーの丸エイ食品。第1弾となる「お蚕様(おこさま)チョコレート」は、富岡製糸場の世界遺産登録を祈願して2013年に販売をはじめた。

そのリアルな見た目がネットを中心に話題を呼び、今では世界遺産を訪れる観光客の定番土産として人気を集めるようになったという。

今回堪能した「かいこの一生チョコレート」(税込980円)は、「かいこの王国」シリーズを扱う丸エイ食品の直営店(群馬県富岡市)およびオンラインショップで購入できる。

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