「盆踊りでギネス挑戦したいけど、人数足らん」→大阪人「......」

[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年8月17日放送で、「道頓堀盆おどりギネス挑戦」について取り上げていました。

画像はイメージです（muratamaさん撮影、Flickrより）

お盆の最終日、「道頓堀盆おどり INTERNATIONAL2015」というイベントが行われました。これは、道頓堀誕生400年を記念し、演芸の町としてにぎわってきたこの地でギネスの"盆踊り世界一"を達成し、道頓堀を"盆踊りの聖地"にしようという商店街の企画です。

ところでこの盆踊りのギネス記録とは何でしょう？この基準は、浴衣に草履、もしくは下駄姿で1曲（5分以上）振り付けを揃えた状態で何人が盆踊りを踊れたかを争うものだそうです。これまでの盆踊りギネス記録は2001年に栃木県で開催された際の1932人。これを超えようというわけです。

道頓堀盆おどりのイベント前日までに参加申し込みしていた人数はおよそ2400人。これなら余裕で達成できる！と思いきや......、連日の猛暑の影響で「熱中症のこともあるので、暑さ次第では見学に回らせてもらうかも」という声も......。そんな人が増えるとギネスへの挑戦は水の泡でイベントも失敗ということになりますが、果たしてギネス記録は達成されたのでしょうか？

急な呼びかけに応える大阪の人情

道頓堀盆おどりギネスチャレンジの会場となったのは道頓堀の両岸およそ500mです。道頓堀付近では当日参加を呼び掛けるビラを配布し、レンタル浴衣も用意して飛び込み参加にも万全の備えをとりました。

参加者たちは携帯などで振り付けの動画を確認して、直前まで踊りの練習に余念がありません。そして午後6時、ギネスチャレンジがはじまりました。これまでの記録は1932人で、チャンスは3回与えられます。チャレンジ1回目の参加人数は1821人で、記録更新には100人以上足りませんでした。

そこで、運営本部は見学者たちに緊急参戦を呼びかけると、多くの人が呼びかけに応え続々と集まってくれたのです。しかしみんなの協力で人数は揃っても、踊りが揃っていないとギネスと認定されません。飛び入り参加の人たちには1回目の参加者たちが振り付けを指導します。

そして準備が整い2回目のスタート。ギネスの監視員たちが振り付けが合っているかを監視し、協議した結果、2025人で新たなギネス記録が達成されたのです！

道頓堀商店会の会長は「大阪の人情が作ったギネス記録です」と語っていました。（ライター：ツカダ）