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「風鈴にハマった姑が、20個以上も並べて『チリーン、チリーン!』。あまりのうるささにお隣がキレて...」(神奈川県・40代女性)

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2015.08.27 17:43
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夏の風物詩・風鈴。その音色は、暑さにうだる私たちの心を涼しくしてくれる。だが、それが1個や2個ならとにかく、10個20個になってくると――。

神奈川県のEさん(40代女性・主婦)から投稿があったのは、そんな珍騒動だ。

我が道を行くタイプの姑は

私の姑と、亡くなったお隣さんが仲が悪かったです。

姑はもともと周りを気にしない、いわゆる「ゴーイング・マイ・ウェイ」な人だったのですが、義父が早くに他界してからは抑える人がいなくなり、ますます暴走に拍車がかかるようになったと聞いています。私もいろいろと苦労させられたのですが......書くと長くなるので、ひとまず省略させてください。

画像はイメージです(ototadanaさん撮影、Flickrより)
風鈴 windbells

さてお隣さんですが、夫に聞くと、

「うちと同じころに引っ越してきた家族で、年もうちと同じくらいかな。最初のころは家族ぐるみで仲が良かったんだけど、僕の方が隣の子よりちょっと上のレベルの高校に入って、その辺から一気に険悪になったんだよね。向こうの奥さんも、結構神経質な人だったから......」

「近所迷惑になるから」と注意したけど

さて、私が夫と結婚したころ(その直後に義父が亡くなりました)から、姑は風鈴集めにハマるようになりました。

集める基準は「音色」だそうで、旅行先などでも気に入ったものがあると、何個もお土産に買ってきます。その数は相当なものでした。

中でも気に入ったものは、「飾らないと意味ないでしょ」と、窓際にずらずらと並べて吊るします。コレクションのほんの一部ですが、それでも20個はあったでしょうか。

1つ1つならキレイな風鈴の音色ですが、ここまで来るともはや騒音です。たまに遊びに行った私や夫が、「近所迷惑になるから、止めた方が......」とやんわり勧めても、「いいのよ。自分の家にぶら下げているんだから」と意に介さず。

そして問題は、その風鈴がかかっていたのが、例の仲が悪いお隣側の窓だったのです。

ハサミを持って飛び込んできたお隣

案の定、お隣はブチギレ。ある日、ハサミを持って「その風鈴、ちょんぎってやる!」と乗り込んできたそうです。姑も姑で「警察呼ぶぞ!」と応じ、モメにモメた末、結局周囲の説得もあって折れたのはお隣。泣く泣く、我慢し続ける羽目になったんだとか。

それから20年弱。お隣はすでに亡くなり、私たち夫婦も、姑の元にはここ何年も顔を出していません。なので風鈴が今も鳴っているのかはわからないのですが......。自分のことではないとはいえ、ご近所さんにはいろいろ申し訳ない気持ちです。

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