「座席は詰めてスワローズ。」東急電鉄のダジャレポスターに中毒者続出
座席は詰めてスワローズ――。思わず「ダジャレかよ!」とツッコミたくなる、東急電鉄のマナー啓発ポスターがじわじわと話題を集めている。駅での掲出開始から2週間以上たった今でも、ネットには「思わず二度見した」「こういうの大好き」などといった書き込みが絶えない。
プロ野球・東京ヤクルトスワローズとコラボしたこのポスターは、2015年7月25日から東急線全駅で展開されている。
野武士のような風体で知られる畠山選手を中心に、スワローズの人気選手の凛々しい姿を切り取ったデザインは、一見洗練されてクールな印象を受ける。それだけに、上部に大書された「座席は詰めてスワローズ」というフレーズの脱力感が、より強烈なインパクトを持って迫ってくる
。「頭から離れない」「眠れない」...都市伝説も登場?
あまりに直球すぎるこのダジャレに、ハマってしまう人も続出しているようだ。ツイッターには、「中毒者」となってしまったユーザーが以下のような投稿を寄せている。
「座席は詰めてスワローズ」と書いてあるヤクルトのポスターを駅構内で見つけたせいで、笑いをこらえるので必死です。
— なおのすけ@ゴリ押し大嫌いで隠居中 (@nao_goes_round) 2015, 7月 31
座席は詰めてスワローズってポスターが頭から離れない
— もりけん (@moriken1022) 2015, 8月 8
座席は詰めてスワローズってキャッチコピーのセンスの良さに抱腹絶倒して小一時間経ってるけどまだ引かないです。
— 鯰尾藤四郎 (@hanazuo_1046) 2015, 7月 30
だめだ、「座席は詰めてスワローズ」がアタマから離れなくて眠れない...!!
— expせきち@院試で瀕死w (@edogawish) 2015, 8月 3
座席は詰めてスワローズ。のポスターに元気もらった日でした。
— yumi (@sora3sora3) 2015, 7月 25
また、このポスターからスワローズにまつわる都市伝説を思い浮かべた人も多かったようだ。
ヤクルトスワローズの前身の国鉄スワローズは、最初「コンドルズ」って名前にする予定だったけど、鉄道会社が親会社で「混んどる」はまずい「座ろう=スワローズ」になった。というネタを思い出す東急のポスター。 pic.twitter.com/HgfbxhBTnh
— きりん (@key_lin) 2015, 7月 25
この広告はヤクルトのチーム名が当初コンドルズからスワローズになるきっかけの一番最初の話からしなきゃいけなくなる広告
— へいへ (@simoheihe182) 2015, 7月 24
なかには、今シーズンの観客動員数が下から2番目(8月12日現在)に沈んでいるスワローズにとって、耳が痛くなるようなツッコミも。
座席は詰めてスワローズって書いてあるけど、まず神宮の座席を埋めたいところ。
— なにかのキミ@いたりあ (@KusnnsuK_kimi) 2015, 7月 27
ところで、スワローズの本拠地である神宮球場の最寄り駅は、東京メトロ銀座線・外苑前駅とJR中央線・信濃町駅などで、東急電鉄の駅はない。神奈川県東部に路線を展開する東急であれば、むしろ横浜DeNAベイスターズとコラボした方が自然に思える。まさか、「ダジャレ」のためだけにスワローズとコラボしたのでは――。
この疑問について東急電鉄に直接うかがってみると、
「いやいや、ダジャレのためだけにコラボするわけがないじゃないですか(笑)」
と一蹴された。東急電鉄は2014年にスワローズが企画した試合前イベントにも参加しており、その縁で今回のコラボポスターが実現したという。