「シチューをごはんにかける」、日本人の多数派は「アリ」だった! 一方、否定派が多かったのは...
「シチューをごはんにかける」という食べ方を、あなたは許せる? 長年にわたり議論を呼んできたこの問題に、Jタウンネットでは挑んだ。「クリームシチューをごはんにかけて食べるか否か」に関して、Jタウン研究所で都道府県別にアンケート調査を行ったのだ(総投票数1572票、2015年6月29日~7月22日)。
果たして、その結果は――。
マツコや有吉はNGらしいけど
「シチューをごはんにかける」...あなたは許せる?という問いかけに対しての結果が、上の円グラフだ。「許せる」は1277票、81.2%、「許せない」は295票、18.8%だった。なんと、「許せる」派の圧勝である。先日この問題を取り上げた「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日系)ではマツコさんや有吉さんがそろって拒否反応を示したが、まったく反対の人が多かった。
「許せる」と答えた人の率を、各県ごとに0~50%、51~60%、61~80%、81~100%と4段階に分け、比較を試みてみた。その結果を色分けすると、上のような日本地図になった。
色分けされた地図を見ると、「許せる」率が高い赤とオレンジが全国に広がっている。地域的な偏りはあまりない。一方、「許せる」率の低いグリーンは新潟県1県のみである。低いと言っても、50%なのだが......。詳しくは、各都道府県の調査結果を見てみよう。
東京・神奈川の「許せる」率は高かった
まず東京都だ。「許せる」は82.8%、「許せない」は17.2%だった。全国平均より、わずかだが高い。
次に、神奈川県を見てみよう。「許せる」は79.8%、「許せない」は20.2%だった。東京に比べると多少低いが、それでもほぼ8割の人が「許せる」派である。
また埼玉県80.4%、千葉県85.7%、茨城県77.7%、栃木県83.3%、群馬県86.4%と、関東エリア各県では「許せる」派が圧倒している。
関西でも「許せる」派が優勢だ
ここで関西を見てみよう。大阪府の場合、「許せる」は83.8%、「許せない」は16.2%だった。美食の大阪・大阪でも、シチューをごはんにかける「許せる」派は優勢だ。
また兵庫県も82.6%と、同様に高い。関西の他の県を見ても、滋賀県81.8%、奈良県80%、和歌山県100%と、のきなみ高い。例外は京都府で、72.7%とやや低い。とはいえ、京都府民の7割以上が「許せる」派である。
「許せる」派、「許せない」派が拮抗した、新潟県
一方、「許せる」率のもっとも低いところは、新潟県だ。「許せる」派が50%、「許せない」派も50%だった。新潟県民の中で「許せない」と答えた人が半数、ということだ。
ここで思い出すのが、「給食の献立から牛乳を外すことを決めた」、新潟県三条市のことだ。
米どころとして知られる土地柄だが、「ごはんは牛乳に合わないから」という理由で、給食から外されてしまった。ごはんとの食べ合わせについては、一家言ある県である。そんな新潟県民的には、「シチューをごはんにかける」も、やはりダメなのだろうか。でも「許せる」派も半数いるわけだから......。新潟県民の賛否両論を、じっくり聞いてみたいところだ。