醤油なのに...ピンク!? 鳥取が生んだ珍商品「ピンク醤油華貴婦人」が斬新すぎる
ピンク色は健康にいい証し!?
どんな材料を使ってピンクになったのか気になるところ。
実は大豆から作った白醤油に、鳥取県産の赤ビーツを加えている。ほうれん草の仲間で、ロシアの伝統料理であるボルシチによく用いられる。貧血予防や疲労回復、便秘解消などに効果があり、イギリスでは体に良い野菜として知られているという。身体には優しそうだ。
会場では少量ながら試食もできる。爪楊枝につけてペロッと舐める。
一般的な黒い醤油よりドロっとしていて粘り気がある。容器の裏の原材料名を見て納得した。水飴や増粘剤を用いている。爪楊枝に深く染み込んでしまうことはない。
マッチ棒の先くらいをすくって口に含むと......微量にもかかわらず、かつお節や昆布のダシの味が口の中に広がる。
ひょっとしたら、調味料としての汎用性は通常の醤油以上かもしれない。横にいた説明員は「カルパッチョなどにも合いますよ」と教えてくれた。
醤油としてはなかなかの値段。それでも2・3個まとめ買いする中年男性もいた。
レジにいた女性店員は「女性に贈ると喜ばれます。ホワイトデーの時期はとくに大人気でしたよ」と耳打ちした。
味はまっとうな醤油だが、ビジュアル的に「えっ」と思う人も中にはいるだろう。だが百「見」は一「食」にしかず。一度試食をお勧めしたい商品だ。