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夜、洗濯機を回しても怒られない時間のリミットは「××時まで」だった!

Jタウン研究所

Jタウン研究所

2015.05.29 06:00
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マンションやアパートなどの共同住宅で、最も多いトラブルは騒音と言われている。お互い様なので多少のことは我慢できても、誰もが寝静まる夜中にドタバタ生活音が聞こえてきたら、「なんて非常識な......!」と腹が立つもの。

自分では大丈夫だろうと思っていても、意外と響くのが洗濯機を回す音。
最近は「夜中でも洗濯できます!」と宣伝する機種も充実している。しかし木造アパートや造りの甘いマンションだとやっぱり響く。

「21時まで」と「22時まで」で約半数

Jタウンネットは2015年2月6日~5月25日の109日間、「洗濯機、夜何時まで回して大丈夫?」というテーマで読者アンケートを実施した。

選択肢は全部で11択用意した。18時から25時まで1時間刻みが8択で、「騒音を気にしない性格なので何時でも」「騒音が問題にならない住環境なので何時でも」「その他」が3択ある。全国の回答者は961人。

最も多かった回答は「22時まで」が24.9%、次いで「21時まで」が24.5%だった。この2つで全体の約半数を占める。
3番目に多かったのが「騒音が問題にならない住環境なので何時でも」で14.9%だったが、隣家と離れている一戸建てか、防音が完璧なマンションと思われる。
また「騒音を気にしない性格なので何時でも」は5.0%しかいなかった。洗濯機の音を我慢できる人はごく一部に限られる。

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いつもは県ごとの結果を重点解説しているが、今回のアンケートは投票数が少なかった。そこで極端な結果にならないよう全国を12ブロックに分けて、その結果も円グラフで併記した。

「21時まで」が最多得票率だったのは、北関東3県と南関東、甲信越、中国地方。「22時まで」は、北海道と東北、東海、関西、九州。北陸はさらに遅くなり、「24時まで」の得票が最多となった。

洗濯タイムの上限が比較的早かったのは四国だ。「19時まで」が5.3%、「20時まで」が26.3%の得票率だった。
ただし香川だけは「騒音を気にしない性格なので何時でも」の割合が高い。近畿圏に近くてテレビ東京系も観られる土地柄だけに、夜が遅いのかもしれない。

なぜ四国の洗濯タイム上限が早いのか

ローカルなイメージの強い四国は、住宅も広々していると思わがちだ。
ところが、政府が発表している「都道府県別・1住宅当たりの敷地面積」の2008年データを見ると、四国4県は全て全国平均以下となっている。

敷地面積の広い県を見ると、1位が茨城で、2位が山形だ。上の日本地図を見ると、両県とも「騒音が気にならない住環境なので何時でも」と答える人が最も多い。

家の敷地が広いほど周辺に漏れる騒音も下がる。茨城と山形は住環境に恵まれており、洗濯機を回す時間を気にしない傾向にある――と言えるのではないか。

ただし、家にこだわる傾向が強い北陸に、この法則は一概に当てはまらない。
敷地面積5位の富山(387平方メートル)は「18時まで」が得票率40%と最も多かった。 敷地面積26位の石川(285平米)は、「24時まで」の得票率が33.3%と高い。そして敷地面積17位の福井(321平米)は、「20時まで」に50%の支持が集まった。家の敷地の広さと洗濯タイムの上限は必ずしも比例しない。
これら3県は投票数がいずれも1ケタだったので、結果にやや偏りがあった可能性は否定できない。

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