かき氷のシロップみたいな...懐かしさ漂う福井県のローカル飲料「ローヤルさわやか」を飲んでみた
福井を代表するご当地ドリンクと言えば、かき氷のシロップのような緑色が印象的な炭酸飲料「ローヤルさわやか」だ。製造は地元メーカーの北陸ローヤルボトリング協同組合で、福井県を中心に石川県など北陸の一部地域で販売されている。
他県民にはあまり馴染みのないローヤルさわやかだが、福井では熱狂的なファンも多いようだ。2ちゃんねるの「三大炭酸飲料 コカコーラ 三ツ矢サイダー ともう1つは」というスレッドにも名前が登場しており、これはほぼ確実に福井県民の書き込みだと思われる。
ツイッターでも、地元民とみられる人たちが様々な形でローヤルさわやか愛を発信している。
ローヤルさわやかは福井に来たら是非飲んでほしい一品ですね
— りきぽん (@riki_2413) 2015, 2月 27
福井のいいところなんて海鮮類がおいしいだけだとおもってたけど、ローヤルさわやかがあるところもいいところです
— きゅうりぷりん (@kurokami_pig) 2014, 8月 27
気持ちの良い朝はローヤルさわやかから始まる。青とか赤とか色んな着色料が作る美しい緑色がまた良い #sawayaka
http://t.co/GKQxlB8J
— やんまさん(SGT.Yamma) (@yamma328) 2011, 9月 25
ローヤルさわやかは福井の外に持ちだす事ができない
— たいこねん@せゆゆー1 (@tatatataigaaaa) 2015, 3月 31
Amazonにすら売ってないとかローヤルさわやかはローカルさわやかに解明しろ(爆笑)
— santyoku (@tolt_santyoku) 2015, 5月 14
これだけ地元民に愛されているローヤルさわやか、ぜひ1度飲んでみたいということで、都内にある福井県アンテナショップで1本購入してみた。グレープ味やラムネ味もあるようだが、今回は定番のメロン味をチョイスした。
ちなみに、ラベルには「ローヤルさわやか」とだけ書かれているのだが、メロン味の正式名称は「さわやかメロン」という。ちなみに、グレープ味は「さわやかグレープ」で、ラムネ味は「さわやかブルー」だ。この事実、福井県民でも知らなかった人がいるかもしれない。
原材料欄を見ると、安息香酸ナトリウムや果糖ぶどう糖液糖など、ちょっと物々しい名前が並んでいる。もちろん無果汁だ。
グラスに注いでみると、ちょっと蛍光色に近いような色合い。口に近づけると、なんだか懐かしい香りがふわっと漂ってくる。そう、かき氷のシロップの臭いだ。見た目だけでなく、香りも似ているとは。じゃあ味は......、とグイッと一息に飲んでみると、これまた懐かしい味わいだ。
その色合いからメロンソーダのような味を想像していたのだが、少しさっぱりとした酸味も感じられてちょっと違う印象だ。メロンといえばメロンとも感じられるが、個人的には少しキウイに近いような風味も感じた。炭酸は少し弱めで、さわやかな喉ごし。ゴクッと飲み干した後、舌の上にはじんわりとした甘さが残る。
編集部員にも感想を聞いてみたが、全員が口をそろえて「懐かしい味」と言っていたのが印象的だった。そんな「ローヤルさわやか」は、都内にあるアンテナショップふくい291(港区南青山)と食の國 福井館(中央区銀座)で購入できる。楽天市場でも取り扱っているが、こちらは24本セットでのみの取扱いとなる。