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ぐるぐる回る地下鉄「都営大江戸線」と「名古屋市営名城線」を勝手に比較してみた(前編)

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.05.18 06:00
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真の環状地下鉄は名城線のみ

両線のことを知らない読者のために簡単に説明しておこう。

1991年に光が丘-練馬間で開通した大江戸線は、当初「東京環状線」という名前になるはずだった。 全線開通を目前に控えた1999年、当時の石原慎太郎東京都知事が「実際には『6』の字運転なので実態に即していない」と異論を唱え、現在の名称に急転直下決まった。

石原氏が指摘した通り、大江戸線は東京の果ての練馬区光が丘を出発して練馬-東中野を通り、都庁前に至る。ここまでが「放射部」と呼ばれる。
地下鉄は新宿から六本木-浜松町(大門)-汐留(新橋)-月島-門前仲町-御徒町-飯田橋を通って、再び都庁前に着く。これが「環状部」だ。

ピンクの路線が大江戸線(東京都交通局公式サイトより)
ピンクの路線が大江戸線(東京都交通局公式サイトより)

営業キロは40.7キロで、環状部は27.8キロ。単一の地下鉄路線としては日本一長い。ちなみに2番目は横浜市のブルーラインで40.4キロ。

これに対して名城線は真の環状線だ。始発はナゴヤドーム前矢田になることが多く、隣の大曽根でJR中央本線に接続する。平安通-久屋大通-栄を通って、名古屋の交通の拠点・金山に着く。さらに新端橋-八事-名古屋大学-本山という住宅地を周って、もとのナゴヤドーム前矢田に到着する。
最初の区間が開通したのは1965年だが、全線開通したのは2004年と40年近くも要している。

名城線2000形電車(DAJFさん撮影、Wikimedia Commonsより)
名城線2000形電車(DAJFさん撮影、Wikimedia Commonsより)

1周26.4キロで6両編成。大曽根-金山間は名港線も乗り入れる。

紫の路線が名城線(名古屋市交通局公式サイトより)
紫の路線が名城線(名古屋市交通局公式サイトより)

環状部の距離はほとんど一緒だが、大江戸線はモーターがリニア式&トンネルが小さいため、コースがくねくねしている。おかげで乗換駅を増やすことができたが、コンパクト設計の車内は正直いって狭い。

後編の記事「ぐるぐる回る地下鉄『都営大江戸線』と『名古屋市営名城線』を勝手に比較してみた(後編)」へ続く。
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