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出はた。庄内地方の「酒田弁」LINEスタンプ、売り上げは地域貢献に

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.05.15 16:38
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酒田弁スタンプが「出はた(出ました)」
酒田弁スタンプが「出はた(出ました)」

北海道から沖縄まで、各地方の方言を使ったLINEスタンプ。Jタウンネット編集部でも、長崎の読者の投稿をきっかけに「方言スタンプ」を取り上げたことがある。(長崎出身者におすすめ!なLINEの方言スタンプ

今回は、山形県の庄内地方の一部で使われている「酒田弁」を使ったスタンプをご紹介したい。

LINEスタンプで故郷に貢献

「酒田弁スタンプ」の企画を立ち上げたのは、都内でマーケティング業を営むtkuyさん。山形県酒田市出身で、「故郷に貢献したい」という気持ちからスタンプ作成を決めたそうだ。「じょっさね(簡単だよ)」「はかはかでゅう(はらはらする)」などの方言を、イラストとして視覚化しやすいものを基準にピックアップした。

デザイン会社のラグタイムにキャラクターデザインを、コンサルティング会社のブレーンハウスにプロジェクトの全体統括を委託。3社共同のプロジェクトとして2014年12月から開発を行い、15年5月11日に「酒田弁スタンプ おめがだ、げんきだがー」の名前でスタンプを配信した。tkuyさんが受け取る報酬は、全て酒田市の地域貢献に使用するという。

「酒田弁スタンプ おめがだ、げんきだがー」の一部
「酒田弁スタンプ おめがだ、げんきだがー」の一部

そんな「酒田弁スタンプ」について、企画者のtkuyさんに詳しい話を聞いてみた。

――この「酒田弁スタンプ」を制作しようと思ったきっかけをお教えください。

「これまで『庄内弁』のスタンプは各種あったのですが、自分の故郷である「酒田弁」バージョンはなく、前からほしかったのです。周りの酒田市出身者からも『いろんな地方のスタンプがあるのに、酒田弁がないのはさびしい。是非作って欲しい』という要望の声をたくさん聞いていました」

――制作にあたってのコンセプトをお教えください。

「前提として、酒田弁を消したくない(消えてほしくない)という思いがあります。そのほか、具体的には以下の4点をコンセプトにしました。
・方言(酒田弁)を思い出して欲しい
・いつまでも忘れないでいて欲しい
・最近の酒田市内の若い人たちは標準語が普通なので、酒田弁を知って欲しい
・酒田市外に住んでいる者、同郷同士で、使える酒田弁スタンプが欲しい」

――イラストのキャラクターは何をモチーフにしましたか?

「酒田市を愛する一個人がつくった、ということで私の顔をキャラクター化しました。似顔絵のおおもとは、私の次男が描いた昔の落書きがベースになっています」

――売り上げは、酒田市の貢献のために使用するそうですが、どのような使い道を考えていますか?

「どの程度の金額になるかはわかりませんが、小額であったならば、地元・酒田でまちおこしに頑張っている団体あるいは個人に寄付しようと考えております。
万が一、予想を上回るような中額であったならば、まちおこしイベント的なものをなにか企画し、実行したいと考えております。
億が一、予想を上回るような大額であったならば、酒田市に何か新しい新産業を創出したいと考えております」

――インタビューのご協力ありがとうございました、最後に一言お願いします。

「それぞれが、自分なりに、できることから、こつこつと。地元貢献。この酒田弁スタンプは、そんな私の『まちおこし遠隔バージョン』でもあります」

tkuyさんの「酒田弁スタンプ」はLINE STOREからダウンロードできる。価格は120円だ。

ベースとなったtkuyさんの似顔絵、なんだかほほえましい
ベースとなったtkuyさんの似顔絵、なんだかほほえましい
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