刀剣女子で大盛況!東京国立博物館に「三日月宗近」を見に行ってみた
三日月宗近の展示スペースは、刀剣女子で大盛況
大盛況の鳥獣戯画展に後ろ髪をひかれつつも、本来の目的の三日月宗近を目指して、筆者は本館(日本ギャラリー)へと向かった。
「漆工」から「陶磁」まで、幅広い美術品がジャンル別で展示されている同館。三日月宗近の展示されている刀剣の展示スペースを探すため、まずは地図を探して......と思ったが、どうやら館内にはすでに「刀剣女子」とみられる人たちによって流れができている様子。この流れに乗って、目的の展示スペースまで簡単にたどり着くことができた。
刀剣スペースの中でも、やはり三日月宗近の前には若い女性が特に集まっていた。ツイッターで拡散されていたようなマナー違反の行動は見受けられず、多くのファンが静かに観覧している印象だ。基本的には待ち時間なく見ることができるが、写真を撮影する場合は並んで順番を待つ必要があった。
若い女性ばかりで少々恐縮しつつも、筆者も列に混ざって待つこと数分。ついに目的の三日月宗光を写真におさめることができた。
写真では確認することが難しいが、肉眼だと名前の由来となった刀身にあしらわれた三日月型の文様もはっきりと見てとれた。
「刀剣女子」とみられる若い女性がたくさん集まっていることについて、同館で入館者の整理を担当する方に話をうかがうと、
「予想以上のお客様に集まっていただいたので、初日の午前中は少し混雑しましたが、今では御覧のようにみなさん静かに楽しんでおられます」
とのことだ。
この三日月宗近の展示は7月20日までだが、「刀剣乱舞」に登場する日本刀は今年いっぱいにわたって展示される予定だ。具体的には、「厚藤四郎」が7月22日から9月23日まで、「獅子王」が10月14日から12月23日まで展示される。