社会人憧れの地?「休みたい」という地名が秋田県で発見される
ゴールデンウイークに突入したとか、海外へ向かう人々で空港が混んでいるとか、東北新幹線が運休したため東京駅が騒然としたなどというニュースを横目に見ながら、今日も仕事に追われている多忙な人に向けて、2015年4月29日、次のような写真付きのツイートが発信され、話題となっている。
なんと、「休平」と書いて「やすみたい」という地名が存在するというのだ。GW中も仕事に追われる人たちの心をつかんだ様子で、続々と反響が寄せられた。
休平は、秋田県北東部に位置する鹿角郡小坂町に実在する地名だ。小坂町は、国の重要文化財に指定されている明治時代の芝居小屋「康楽館」で知られている。秋田県と青森県の県境にあり、十和田湖の西側が秋田県小坂町である。
この辺りは北東北有数の観光ルートで、青森県側からは奥入瀬渓流を遡り、秋田県側からは発荷峠を越えて、毎年多数の観光客が十和田湖を目指して訪れる。休平には、十和田湖レークビューホテルや賑山亭など、宿泊施設もある。
ちなみに県境をはさんだ青森県側の地名は、「やすみや」、青森県十和田市大字奥瀬字十和田湖畔休屋である。十和田湖遊覧船が出発する十和田湖観光の拠点だ。つまり「やすみたい」の隣りは、「やすみや!」なのだ。「やすみたい」から「やすみや」へ、この辺りよく覚えておきたい。