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「ママ友仲間に脅迫状! 犯人は意外な相手だった...」(埼玉県・30代女性)

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2015.04.01 06:06
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ご近所付き合いの中では、どうしても小さな不満というのは出てくる。それをうまく相手に伝えられたり、我慢できたりすればいいのだが、人によっては溜めにためたマグマを、思いもよらない形で噴出させることもある。

埼玉県のAさん(30代・主婦)の周囲で起こったのは、「脅迫状」をめぐる騒動だ。警察沙汰の末に判明した、意外な犯人は......?

明るく活発なママ友の意外な悩みは?

近所に住むママ友達(以下、Bさん)の話です。
私とBさんは、同じ住宅街に暮らしています。といっても、一本通りが違うので当初はあまり交際がなかったのですが、子ども同士が小学校で同級生になったことをきっかけに仲良くなり、家族ぐるみのお付き合いをするようになりました。
Bさんはとても明るい性格で、2人の子どもさん(男・女)もそろって元気印。まさに絵に描いたような、笑顔の絶えないにぎやかな家庭でした。

ところがそんなBさんがある日、「ちょっと、相談したいことがあるんだけど......」。いつにない深刻な表情に、我が家でお茶を飲みながら話を聞くことにしました。

無言電話に、墓地のパンフも...

「実は......」とBさんが切り出したのは、正体不明の相手からの、「嫌がらせ」についての話でした。

最初は、無言電話です。日中、子どもたちが投稿したころを見計らうように、何度もかかってきたといいます。心当たりもないので、Bさんはしばらく様子を見ていたのですが、そのうちに、頼んでもいない通販商品が着払いで届いたり、請求もしていない墓地や葬祭場のパンフレットが連日のように来たりと、日に日に相手の行動はエスカレートしていきました。
そしてついには、脅迫状が。その内容は、

「外で子どもを遊ばせるな。やめないと○○(Bさんの長男の名前)を殺す」

私も見せてもらったのですが、内容に反して丁寧な、女性が書いたような書体だったのが印象に残っています。

通販業者から足がついて...

Bさんのお宅は、ご主人が単身赴任中です。「どうしたらいいのかな......」と悩むBさんに、私はとにかく警察に行くようアドバイスしました。
その結果、定期的に周囲をパトロールするなどの措置は取ってくれたのですが、具体的な被害がなかったこともあり、それ以上捜査を進めてはくれませんでした。不安がるBさんのため、私や近所のママ友たちは、積極的にBさんの家に遊びに出かけたので、かえってみんなの仲が深まる結果にもなりました。
そんなとき、あるママ友さんが思いついたのが、「通販業者に聞いてみては?」というアイデアです。着払いで物を送りつけたときに、犯人は業者に電話しているはず。そこで警察立会いの下、Bさんが録音されていた犯人からの電話を聞くことになりました。

びっくり!お隣のママだった

声を聞いたBさんは、「えーっ!?」と思わず叫んだと言います。その声は何と、私たちと一緒にBさんを慰めていた、すぐ隣のママ友さんだったのです。私も面識がありますが、いつも物静か、穏やかな笑顔の方で、とてもそんなことをするようには見えません。
後日話し合いの場を持ったところ、なんでもBさん一家のにぎやかな声を、神経質なママ友さんは常々「うるさい!」と感じていたのだとか。しかし面と向かってそれを伝えることもできず、ついあのような嫌がらせをしてしまった――と、いうことなんだそうです。

結局そのママ友さん一家は、少ししてから引っ越していきました。あまりに身近なところにいた「犯人」に、なんとも言えない後味の悪さが残りました......。

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