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新潟のお茶の間を気まずくさせた「サウンド北越」【ローカル懐かCM】

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.03.22 11:00
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サウンド北越のCMより
サウンド北越のCMより

昔は、今では考えられないような「際どい」CMも多かった。以前、岩手県の「南三陸ホテル観洋」を紹介したが、新潟県の「サウンド北越」のCMはそのさらに上を行く。

これ、流して大丈夫なの...?

舞台は晴れ晴れとした南の青い海。ムーディーな音楽が流れる中、水面から顔を出してこちらを見ているのは、エキゾチックな美女。画面の向こうの視聴者をまっすぐ見つめたまま、こちらに向かってゆっくりと歩いてくる。
ところが彼女、よく見ると水着を身にまとっている様子がない。えっ、そのまま近づいてきたらまずいんじゃ――と気づいたときにはもう遅い。ざばっ、と露わになるのは、一糸まとわぬ上半身だ。

「いや、これ流していいの?」

情報提供者の「ななもえ」さんが、子ども心にこう突っ込んだのも無理はない。前述の「ホテル観洋」はまだチラリズムの領域だったが、こちらは完全に丸見えである。YouTubeのコメント欄にも、「母親と妹と一緒に見て」しまい、お茶の間が気まずくなったという生々しい思い出話が投稿されている。

実はのちの「ハードオフ」

オンエアは1980年代前半と見られる。サウンド北越は1972年創業、当時は新発田市などでオーディオ、ビデオ製品などを展開するローカルチェーンだった。この映像は自前で撮影したものではなく、当時発売されていたレーザーディスク「プリティー・ベイビー/長友健二の世界」(1981年)の一節を切り出している。

ところでこのサウンド北越、このCMからおよそ10年後の1993年からリサイクルショップに業態を変更し、やがて全国にはばたく大手企業となっていく。
現在の「ハードオフコーポレーション」だ。

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