ARも！ 改修終了の姫路城、中身も「一新」
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年3月3日放送で「姫路城の再公開」について取り上げていました。
別名・白鷺城と呼ばれる国宝であり世界遺産の「姫路城」が、2009年6月からおよそ28億円かけての"大天守の修理中"でしたが、ほぼ完了して、3月27日から内部公開されるそうです。
2009年から続く大天守の修理で、姫路城の入場者は大幅に減っており、改修前はおよそ156万人だったのが、2010年にはおよそ45万にになっていました。その後、大河ドラマ効果などで年間80万人程度にまで戻ってきていますが、それももう終わり。
修理も無事に終わって、姫路をこれからどんどんアピールしていける！と姫路市観光交流推進室は語ります。「再開してもしばらくは混雑するかと思いますが、周辺には美術館などもあるのでゆっくりしていってください」とのことです。
実は、姫路市が再公開に大きな期待を寄せている大天守の内部にはスゴい仕掛けがあるそうですよ・・・！
動画でわかりやすく姫路城を紹介する最新技術
大天守の内部は、以前には鎧や文献などが展示されていましたが、すべて撤去されて、建造物そのものを楽しめるように作り変えました。
そして、展示物の代わりに「ARマーカー」というものを設置。タブレット端末に入っている姫路城の専用アプリを起動して、タブレット端末をARマーカーにかざすと動画が再生する仕掛け。
動画で当時の様子などを説明してくれるのです。このようなARマーカーが城の内外15か所に設置されています。
城内に二本ある大黒柱のひとつ、西大柱は特殊な構造をしていて、以前は説明がしにくかったと言います。これもARマーカーで見てみると、その構造が分かりやすく解説できます。
百聞は一見にしかず、なのです！
生まれ変わった"ハイテク"姫路城で、臨場感たっぷりの歴史ロマンを感じてみるのもいいですね。（ライター：ツカダ）