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犬たちのための「ふるさと納税」...殺処分ゼロに貢献できる神石高原町とNPOの取り組み

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.03.04 14:12
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愛犬家が共感した理由とは

2010年11月から犬の保護活動に取り組むPWJ。そのプロジェクトであるピースワンコ・ジャパンは、町内に西日本最大級のドッグランやドッグカフェなどを備える。犬にとって楽園といっていい環境だが、現在は広島県内の殺処分数ゼロを目指す。

「行政の動物愛護センターから犬を引き取っています。殺処分寸前の犬はケアされない傾向にあり、ケガの治療を受けられず苦しんでいる子もいました」(PWJの担当者)

誰からも手を差し伸べられることのない、傷ついた犬たち。しかし、そんな犬だからこそPWJは何とかしたいと考えている。
獣医師が健康状態を診断し、必要に応じてワクチン接種や手術を含む治療を施す。さらに人と暮らせるようドッグトレーナーがしつけて、新しい飼い主を探す。このほかセラピー犬や災害救助犬として育成する取り組みもしている。現在は180頭ほど保護しているという。

少し前まで新しい飼い主探しに苦労していたそうだが、広島市と神奈川県藤沢市の大型商業施設に譲渡センターを開設したことで、「飼いたい」と申し出る人は増えている。

「動物を飼いたいとお考えの方は、まず最初に当センターに来てほしいですね。人懐っこい子ばかりですよ」(PWJの担当者)

昨年末までのPWJの実績は、総保護数が369頭、譲渡返還数が169頭。引き取り数と譲渡数が増えれば増えるほど施設の拡充やスタッフの増員が求められる。そのためにも資金が必要というわけだ。

殺処分数ゼロの実績を町も認めた
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