間伐材から生まれる意外なモノ...スピーカー、サーフボード、クッションも
間伐材を使ったユニークな取り組み
能登の山林で多く造林される能登ひばという木。
耐久性や防水性に優れ、主に建築材として使われ、石川を代表する木材です。
商品として扱う能登ひばを30年掛けてまっすぐ太く育てるためには、曲がっている木や弱っている木を間引く「間伐」の作業が不可欠です。
この間伐された木材を有効に利用できないかと、同じ思いを持った人たちが集まり、2014年の夏に「能登ひばの会」を立ち上げました。
この会には能登から加賀までの20人あまりが所属し、開発第1号の商品としてクッションを製作しました。クッションの中には能登ひばの削りくずがたくさん中に入っており、この開発に携った四住一也さんは「消臭効果や抗菌効果に優れているので身近な存在として体感してほしい」と語っています。
グループではクッションのほか、これまでに箸やボールペン、子供のおもちゃなどを開発してきました。