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スーパー「ヤオコー」は本日、全店お休み→その理由が凄かった

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.02.25 15:35
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関東1都6県に141店舗を展開する、東証1部上場のスーパーチェーン「ヤオコー」。食生活提案型売場のレベルはスーパー業界でも抜きん出ていて、東大和店(東京都)や南古谷店、川越的場店(ともに埼玉県)などは、全国の同業者が相次いで視察するほどだ。

ヤオコーの店舗(Tokoro tenさん撮影、Wikimedia Commonsより)
ヤオコーの店舗(Tokoro tenさん撮影、Wikimedia Commonsより)

社内運動会のためにさいたまスーパーアリーナ貸切りだって!

関東人にはおなじみのそんなヤオコーが、2015年2月24日、全店一斉に休業となった。いったい何があったのだろうか。その答えは......「社内運動会」だ。

社員参加の運動会を行う日本企業は少なくなったが、ヤオコーにとってはむしろ一大行事だ。そのためなら全店舗を休業させても構わない。ほぼ無休が当たり前になりつつある小売業では極めて珍しい。2015年は24日にさいたまスーパーアリーナを貸し切って開催された。

各地から大型バスが集結。イベント慣れしている地元住民も「なにごとだ」と驚きを隠せなかった。

司会やゲストも豪華

ヤオコーがすごいのはそれだけではない。その規模とゲストが豪華すぎるのだ。 昨年に引き続きフリーアナウンサーの福澤朗さんが司会を務め、音楽グループのスターダストレビュー(メンバーは全員埼玉出身)とEvery Little Thing(ELT)の2組をゲストに招き、ライブも開催された模様。

昨年のゲストは田原俊彦さんと韓国の女性アイドルグループKARAだった。

発祥の地・埼玉県小川町は女尊文化がある!?

どのスーパーも現場を支えているのは女性だが、とくに同社は女性従業員たちを大切にすることで業界では知られている。彼女たちの愛社精神も強い。

同社発祥の地である埼玉県小川町は、衣料品チェーン「しまむら」の創業地でもある。和紙のふるさとで売出し中の同町は、約人口3万1000人ながら起業家精神に富む土地柄だ。

話は脱線するが、筆者は地元の小川高等学校の出身。1925年に開校した当時は小川実修女学校という女子校で、1950年に共学になったが、筆者が通っていた1990年頃は女子生徒の方がちょっとだけ多かった。
当時、男女の力関係は平等――というか女子が若干上。掃除や片づけなどで、男子が女子をいたわる文化が根付いていた(今はどうだか知らないが)。

話をヤオコーに戻す。実質的な創業者は川野トモという女性。嫁ぎ先の商店をセルフサービス店に転換させたことが、同社繁栄の基礎になっている。
川野さんの存在もあって女性を大切にする文化があり、それが大規模な運動会につながっているのかもしれない。

しまむらも女性に優しい会社と巷では評判だが、なんとなく分かる。

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