「新潟に転勤が決まった...」人に、あなたなら何て言う?
新潟市は、日本海側で最大の人口と港をもつ政令指定都市だ。日本海対岸の中国・韓国・ロシアとの貿易が盛んで、3カ国の総領事館もある。
日本有数の米どころでスイカなど他品目の栽培も盛ん。しかも日本では数少ない原油噴出地であり、秋葉区では1996年まで採掘を行っていた。
そんな新潟市に1人の社会人が転勤することになった。彼は「ワイ、新潟に転勤が決まって咽び泣く」というスレッドを2ちゃんねるに立てて、愚痴りつつ地元についての情報提供を呼びかけた。
「新潟の情報求む!」by転入者
農作物や資源の生産地というイメージが強い一方で、具体的な何かと尋ねられると「何かあったっけ?」と考え込む人も多いのではないか。
そこでJタウンネットは「新潟市のいいところ」を調べたので紹介しよう。
夜景100選に選ばれたスポットが無料
いかにも人を食ったようなネーミングの「Befcoばかうけ展望室」は、朱鷺メッセの最上階にある。地上約125メートルは日本海側随一の高さだ。市街地や港、日本海に浮かぶ佐渡島を臨める。金曜日以外は22時まで営業しており、しかも県営ということもあり無料。
B級グルメ「イタリアン」は安くてうまい
中華麺にトマトソースを上掛けした「イタリアン」は、1960年代に市内の甘味喫茶「三日月」のオーナーが考案したスパゲティ風焼きそばだ。地元のソウルフードとしてすっかり定着しており、値段も手ごろなことからファーストフード感覚で食べられている。
新潟のソウルフード、イタリアン!
薄味の焼きそばの上にミートソースがのってる! pic.twitter.com/4n1h0rnn51
— Rema.H (@hkrm6930) 2015, 1月 17
新鮮な野菜が安く買える直売施設が増加中
人口81万人もいるにもかかわらず、同市の食糧自給率は63%という高い水準を誇る。昨年、農業・雇用分野で「国家戦略特別区域」に指定されたほどだ。
市内には20カ所以上の直売所があり、新鮮な野菜がスーパーやコンビニなどよりも安く買える。
「いくとぴあ食花」のように、直売所の枠を超えて、公園や食育センター、動物ふれあいセンターといった施設もある。
今年6月には県内最大規模の直売施設が西区にオープンする予定だ。
市内に海水浴場がある
四季がはっきりした気候で、冬は風が冷たく夏は暑い。海に近づくほど雪は積もらず、スキー場は市内にない。
一方で海水浴場は10カ所ほどあり、関屋浜と青山海岸は市街地に近いことから大勢の海水浴客でにぎわう。角田浜は市内最大の海水浴場で、県内外から多くの人が訪れる。
こうしてみると、自然を活かしたレジャーと食物に恵まれた、実り多き場所といえそうだ。
ちなみにスレッド主の新しい住まいは同市南部の白根地区で、市中心部から約20キロ離れている。2005年3月までは独立した別の自治体(白根市)だった。
スレッドに書き込まれた白根の話題を紹介しよう。
「白根はルレクチェという洋梨がうまいね。あと新潟は全般に、枝豆とかナスとか野菜が良い。コメはまあ、言うほどでもないよ。」