「日本一寒い町」陸別町ツイッターが今年も冷えてきた...「上々の寒さ」
北海道・十勝総合振興局の北東部、かなり内陸に位置する陸別町は、日本で一番寒いまちだ。「日本一しばれる町」をキャッチコピーとしている。Jタウンネットでも以前取り上げたことがある(参照:日本一寒い北海道陸別町の光熱費、月10万円なり)。
同町のツイッター公式アカウントはなかなかユニークだ。「-30℃を下回る寒さに誇りを持ってツイートしています」という自己紹介の通り、日々の町の様子が、その気温を中心につぶやかれている。
陸別の今朝のアメダス最低気温-24.3℃。現在のところ昨日の大寒から2日連続の寒さ日本一です。これで1月に入って8回目の日本一!勝率も3割超えです。
— 北海道_陸別町 (@rikubetsu) 2015, 1月 21
陸別の午後8時のアメダスの気温-16.4℃。明朝の寒さは少し期待できそうです。陸別ではアメダスの他に町内2地点で独自に気温を観測しています。そこのデータによると、1月3日の-31.4℃を筆頭に1月は5日ほど-30℃を下まわっています。
— 北海道_陸別町 (@rikubetsu) 2015, 1月 28
陸別の今朝のアメダス最低気温?25.4℃。上々の寒さ。堂々の今年11度目の寒さ日本一です。ちなみに陸別小学校の通学路付近で車の温度計をみると?28℃でした。 pic.twitter.com/ERYihb50WV
— 北海道_陸別町 (@rikubetsu) 2015, 1月 28
陸別の今朝の最低気温-19.0℃。2日連続の寒さ日本一です。この恵みの寒波のおかげで、しばれフェスティバルの準備も急ピッチで進行中。奮闘する準備の模様は、実行委員会ブログをご覧ください。http://t.co/xYWRum9Lvc
— 北海道_陸別町 (@rikubetsu) 2015, 1月 30
この通り、寒さが「日本一」になると「上々の寒さ」とにっこり笑い、アメダスの数値を見て「明朝の寒さは少し期待できそうです」と喜ぶ、そんな土地柄である。寒さ日本一の座を渡してなるものか、というプライドもかかっている。
なお、寒さが「足りない」ときのツイートはこんな具合だ。
陸別の今朝の最低気温-6.3℃。まったく陸別らしさがありません。。この影響でしばれフェスのバルーンマンションづくりも進まず、現在11基で足止めの状況です。
— 北海道_陸別町 (@rikubetsu) 2015, 1月 16
-6.3度といえば、都市部なら大騒ぎになる寒さだが......この程度では「まったく陸別らしさがありません。。」とぼやきの対象にしかならない。
もっと、しばれろ
陸別町民が寒さを望むのには、もう一つ理由がある。
投稿の中にある「しばれフェスティバル」のためだ。同フェスティバルは、2015年2月7日と8日、同町内で開催されるイベントだ。極寒の夜を耐えぬき、朝を迎えようという「人間耐寒テスト」が行われる。
また「よしもとお笑いステージショー」には、北海道のご当地芸人の「モリマン」、関西で活躍「西村ヒロチョ」、住みます芸人「夕立」がステージに登場する。「しばれ花火」が極寒の夜空を彩る、花火大会もある。最新情報は、同フェスティバル専用のフェイスブックで告知されている。

この「しばれフェスティバル」を最適な状況で迎えるためには、ぐっとしばれる天気が必要なのだ。
フェスティバルまで、あと数日。「もっともっと、しばれろ」と祈る人々が、陸別町にいる。