「マンションで1日中ピアノ弾き鳴らす隣人、何とかして!」(埼玉県・30代女性)
ご近所トラブルがきっかけとなった事件として、今も有名なのが1974年発生した「ピアノ騒音殺人事件」だ。階下の住人の弾くピアノの音に耐えかねた男が住人一家3人を殺害したもので、生活の中での「騒音」という問題を改めて世間に知らしめた。
それから40年以上が経つが、殺人までにはいたらずとも、似たような話は絶えることがないようだ。埼玉県に住んでいたT江さん(30代・会社員)もやはりかつて、階下の住民のピアノに悩まされたという。
ファミリー層が多く暮らすマンションで...
以前暮らしていた埼玉県でのご近所トラブルです。
住んでいたのは、小さな子どものいるファミリー層が多く暮らしているマンションでした。同じ子育て世代ということで、かなりの方とはある程度お付き合いがあったのですが、問題の一家とは引っ越し以来、ほとんどお話したこともありませんでした。
その家は我が家の真下の家で、小学生の子が2人いました。昼夜を問わず子どもの玄関からリビングまでの廊下を走る音がしてうるさかったのですが、こちらとしても小さな子がいてお互い様のところもありますし、少しくらいの音でうるさく言うつもりはありません。
ただ、耐え難かったのはピアノの音でした。
休日の朝7時にピアノで目が...
そのピアノの音というのが、なにしろ昼夜問わず。遅い時には夜の10時を過ぎても弾いていることもあって困りました。こちらは仕事から疲れて帰ってきて、夕食を終えて少しはゆっくりしたい時間だというのに......テレビの声がピアノの音に邪魔されるくらいですから、さすがにイラつきました。
夜だけではありません。休日の朝の7時からピアノの音が聞こえてきた時には参りました。これが続いたら、こっちがおかしくなってしまうんじゃ......と思ったぐらいです。
ただ幸いというべきか、うるさく感じていたのはうちだけではなかったようです。しばらくして、管理会社に苦情が入り、マンションの全世帯に楽器の演奏を控えるようにとの注意が行われました。
それ以来、あまり早い時間や遅い時間での騒音はなくなり、おかげでこちらもブチ切れてケンカしたりしなくて済みました。それにしても、集合住宅では消音タイプのピアノを使ってほしいですよね......。
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