東京メトロの広告が「二〇一五」ではなく「ニ○一五」だった件、真相を聞いてきました
東京メトロの広告が好きだ、という人は多い。現在は、女優の堀北真希さんが登場する「Color your days.」キャンペーン「東京の発見」篇が展開中で、堀北さんが東京の街を歩く様子が紹介されている。
ところが今メトロで、ある意味でそんな堀北さん以上に注目を集めているのが、このポスターだ。
これは、2015年1月13日に、東京・銀座で開催されるイベント「ニューイヤーライブ」の告知ポスターである。人々の注目を集めたのは、その内容ではなく、「ニ○一五」の文字だった。
話題の東京メトロの広告で、二??一五の二がカタカナのニになっているやつ、本当だったw誤植にしか見えないよ! pic.twitter.com/fsCBwXUhAp
— yositosi (@yositosi) 2015, 1月 7
そう、最初の文字が「二」ではなく、「ニ」ではないかというのだ。
......えーと、わかりにくいか。つまり、「2015」なのだから漢数字の「二」のはずが、カタカナの「ニ」になっている、というのである。よく気づく人がいたものだ。
さらに驚くのは、この件について問い合わせた人に対して東京メトロが、「誤植ではなく、デザイン」だという回答をしたらしい、ということである。
これを受けてネット上では、「単なる言い訳ではないか」などと勘繰る声も出た。実際のところはどうなのか。
ツイッターで議論沸騰している「ニ○一五」の件、東京メトロのお客様センターからの返答の件など、編集部では同社広報部に電話で問い合わせしてみた。
そこで聞いたことをお伝えしよう。
「ニ〇一五」の「ニ」は、ニューイヤーの「ニ」です。
また「〇」は漢数字の〇ではなく、丸三角四角の「○」です。初日の出を表しています。
うーん、そこまで隠れた意図があったとは......ニが「ニューイヤー」、しかも「〇」じゃなくて「○」で初日の出とは、誰が予想できただろうか。誤植説まで飛び出した今回のデザイン、実はかなり考え抜かれたものだったのだ。
なおイベント「ニューイヤーライブ」の日時は、1月13日17時からと、18時30分から。会場は、銀座駅・日比谷線コンコース「銀座のオアシス」。入場料は無料。