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広島名物「汁なし担担麺」は辛っ!そして旨っ! 今なら松屋銀座で食べられるぞ

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.01.08 17:55
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辛いラーメンの代名詞ともいうべき「担担麺」(たんたんめん)は、中国四川省発祥の料理だ。本場では汁なしが食べられているが、日本ではスープありの形で普及している。ところが最近は、日本でも汁なし担担麺が広まりつつある。

そのメッカとも言うべき場所が広島だ。

県の観光サイト「ひろしま観光ナビ」によると、2001年頃に登場し、現在は30店ほどの店で味わえるという。"つけ麺と並ぶ、広島を代表する2大名物麺の1つ"として紹介されているほどだ。

広島キング軒の「汁なし担担麺」(写真は編集部撮影)
広島キング軒の「汁なし担担麺」(写真は編集部撮影

専門店の中で特に人気が高いのが、広島市中心部に店を構える「キング軒」だ。昼どきはいつも行列ができる。

そのキング軒が期間限定で東京に出店している。2015年1月13日まで松屋銀座のB1階で開催中の「ザ・広島ブランド」フェアに参加しているのだ。ご当地で随一の有名店の味が体験できるなんて――フェア初日の1月7日、筆者は松屋銀座へ向かった。

辛さの最後に旨みあり

現地に到着したのは15時前。フェア会場の中心にブースがあるのですぐに分かった。

持ち帰り販売だけでなくイートインにも対応。椅子は8~10ほどしかないが、待つことなく着席できた。

東京人向けに価格表と食べ方がパネルで示されている。「三十回以上混ぜる」という文字が目を惹く。

注文時に辛さを調整してもらうこともできるが、筆者は「標準」にしてもらうことに。5分くらいで出てきた。

スープがなく、かつ辛いこともあるが、ペロリと平らげられそうなボリューム。細麺の上に挽肉とネギが乗っている。

「三十回以上かき混ぜてくださいね」と店員からも説明を受けたので、早速やってみた。底にたまったタレが麺に絡み、徐々に色づいていく。

次に山椒をかける。「キング軒の担担麺は開店以来、山椒に始まり、山椒に終わるというほど、他とは一線を画す、山椒のこだわりに一貫した専門店です」と店の公式サイトが自慢するだけあって、振りかけているそばから香ばしい匂いが漂う。

説明パネルには「提供時に花椒(ホァジョー)はかかっております。卓上のものは後かけように配合したものです」と書いてある。せっかくなので足してみることにした。うん、見た目にもいい感じだ!

いよいよ試食。最初の数口はそれほどでもなかったが、徐々に口の中がしびれてくる。味覚が麻痺する寸前だ。

辛ければ辛いほど、食するスピードは速くなる。あっという間に食べてしまった。2杯目を頼む誘惑に駆られるがぐっと我慢した。

麺を平らげた後、底にスープと挽肉が少しだけたまっている。「これが最後の一口か...」と思いつつ、箸ですくって食べると......これが辛甘くて、余韻がしばらく口に残る。

普段そんなに辛い料理を食べない筆者だが、「もっと辛くてもいけるぞ!」と感じた。それでも食後の水が今までに感じたことのないほど、甘く感じた。

お好み焼きの超人気店も出店

未知の味に満足していると、席が埋まりつつあることに気づいた。礼を述べて席を立ち、フェア会場をぶらぶらすると、地元では知らない人がいないというお好み焼きの超名店、「みっちゃん総本店」のブースを見つけた。

県が名産品として売り出している、「レモン」の加工品も大量に陳列されている。

そして菓子「れもん大福」の横には――「ひろしま お好み焼きもち」なるものが売られている。

店員に尋ねたところ、昨年夏に試作品を完成させ、秋に発売したばかりの新商品だそう。オタフクお好みソースを使用しているのがポイントだ。

1個108円のお手頃価格だが、箱売りもしている。筆者は2個購入したので、追って食レポートしたい。

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