あなたの地元は? 「運転マナーが悪いと思う都道府県」【6位~4位】
運転マナーが悪いと思う都道府県といえば、どこ?――Jタウン研究所では全国約2万5000人のユーザーを対象に、都道府県別ウェブアンケートを実施した。
【10位~7位はこちら】
ここまでの結果は、10位:埼玉県、9位:香川県、8位:東京都、7位:千葉県。今回の記事では、ワースト6位から上を発表したい。
ウインカーはオプション(北海道)
第6位、北海道(718票、2.9%)。
ウェブサイト「Chakuwiki」には、地元出身者・在住者と見られるこんな書き込みがある。
「北海道の車のウインカーはオプション」というギャグがギャグにならないくらい、車線変更時にウインカーを出さない。
これに限らず、北海道の運転マナーを取り上げた記事では、ほぼ必ずと言っていいほどこの「ウインカー」への不満が記されている。たとえばYahoo!知恵袋では、そのものずばり「北海道では、車線変更時ウインカーを出さないのはなぜですか?」という質問が。これへの回答は以下の通り。
「北海道民ですが、ハザード・コミュケーションすら、認識していません。高速走行中、渋滞して居れば、追突をされない様に点灯するが、同乗していた友人は、「あいつは、ハザード消し忘れている」と宣う始末です。せいぜい、事故ではなく、自己防衛にお努め下さい」
このほか、道が広いこともあってか、全体的にスピードを出す車が多い、との指摘もある。そのためか交通事故による年間死亡者数も184人(2013年)と、全国4位の「強豪」だ。
他県から恐れられる「黄門ナンバー」(茨城県)
第5位、茨城県(1109票、4.4%)。
Jタウン研究所による過去の「ヤンキーが多そうな都道府県といえば?」調査でぶっちぎりの1位を獲得している茨城県。ヤンキーが多ければ運転も......というわけなのか、今回のランキングでも上位に入ってきた。
「水戸ナンバー=黄門ナンバーと言って、恐れられてます。自分は水戸在住だけど、県外に出ると、ドライバーの穏やかな運転に驚きます」(遠くのご隠居さん)
「ハイ!、予想通りの結果です。ウインカーを出さない、合流地点で譲らない、制限速度の+20kmは当たり前。直線道路が多いので以上3点は苦手なようです」(元加賀さん)
「土浦ナンバーで他県を走ると車間距離を取られる」(ナットーあざらしふじきよさん)
茨城県も、北海道ほどではないにせよ広々と開けた土地柄が特徴であり、指摘されているポイントもよく似ている。特に「スピード」については、他県のドライバーを面食らわせることが多いようだ。もっとも、「ヤンキー県」のイメージに引っ張られ気味なきらいはあるが......。
バス、タクシーに「はんなり」は通じない?(京都府)
第4位、京都府(1307票、5.2%)。
日本を代表する古都・京都。「はんなり」とした京都人だけに、運転ものんびり上品に......なんてことは、残念ながらない。昔ながらの町並みに由来する道の狭さ、観光客の多さによる交通量の多さなどが相まって、その往来はなかなか油断できない。
「京都の場合は、昔は暴走系のバス、今は過当競争のタクシーが原因。それに引きずられて、左折レーンからの右折や交差点ではないところでの横断(車のです)なんかが日常茶飯事です」(MMさん)
以前京都に暮らしていた20代男性も、こう証言する。
「京都のバスの運転の荒さは、地元では有名です。それがはしゃぐ修学旅行生や、マナーなんか気にしない大学生だらけの狭い道を走るんですから......あとは、推して知るべしですよ」
こんな証言も。ドライバー各人のマナーが悪いというよりは、特殊な道路事情が「あそこの運転は危ない」という印象を助長している部分もあるようだ。
「京都だと、夜間に信号待ちで停止している場合、2台目以降の車は前の車の運転手が眩しいといけないので(坂が多い為)、停止中のみスモールライトにする風潮が定着しています。こういうのは結構気遣いというか、いいところだなと思いますが、狭い道が多い為か、一旦停止無視は非常に多いですね」(あうあうさん)
【3位~はこちら】(30日公開)