仙台の自由すぎる書道教室が話題に、その指導法とは?
[OH!バンデス - ミヤギテレビ] 2014年12月10日放送の「宗雅どーなknow?」のコーナーで、仙台市若林区の一風変わった書道教室を紹介していました。
わざと書き順を間違える??独創的な書道の世界
書道家・支部蘭溪(はせべらんけい)さんは、数々の独創的な作品を生み出す一方、若林区で書道教室の師範としても活躍しています。その教室の名前は「楽書(らくがき)工房」。一体どんな教室なのでしょう?
楽書工房のスタイルは、筆だけでなく、身の回りにあるものをなんでも筆代わりにして書き、紙も半紙だけにとらわれず、書きたいものに書く!文章も自由に生徒が決めて良い、という自由なスタイル。ひとりひとりが自由に書道を楽しむ、というのが工房の名前の由来なんですね。
ちなみに、取材に訪れた日に生徒さんが書いていた文章が秀逸。「青信号 渡り切れたら まだ若い」「最近は 忘れるよりも 覚えてない」...なかなかのセンスです!
自由に書いていい、と言われても、人と言うのはなかなかお手本から離れられないもの。それを取っ払うため、楽書工房ではまず、書き順を無視して文字を書く練習から始めます。そうすることで、今まで想像もしなかった個性的な文字を書くことが可能になるのだとか。
手を動かすだけでも充分ですが、書き順を変えたり、どんなものに、どんな物を使って書くか考える作業こそが頭の体操になると評判になり、この教室には師範クラスの方々が生徒として訪れているそうです。
正式な書道なら、字に自信がなく気が引けてしまいますが、「これは新たな書道のスタイルだ!」と思えば楽しむことができるかも?思わぬ才能が発揮されるかもしれません。(ライター:Makikinha)