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仙台のだるまはなぜ「青い」のか

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2014.12.21 07:31
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[OH!バンデス - ミヤギテレビ] 2014年12月9日放送の「宮城ナニコレ!?おとなの社会科見学」のコーナーで、松川だるまを手作りする本郷だるま屋を紹介していました。

仙台ではこれが主流??青いだるまのルーツ

青葉区柏木に工場を構える「本郷だるま屋」は、仙台の伝統工芸である松川だるまを今も手作りで製作しています。現在のご主人は10代目。この時期はまさにだるま作りの最繁忙期。

そもそも「松川だるま」とは、伊達藩藩士である松川豊之進が天保年間(1830~1844年)に創始したものであることから、その名前が付きました。豊之進の弟子であった藩士・本郷久三郎が技術を受け継ぎ、以来本郷家に継承されているのだそうです。

武士が作っただるまらしく、普通私たちが思い浮かべる赤色のだるまではなく、特徴的なのが鮮やかな青色。これは群青色といい、武士(特に伊達藩士)に好まれ、高貴なもてなしの色とされていたのだとか。無病息災・家内安全を祈願する縁起物として今なお愛されています。

松川だるまのいちばん大きな特徴は、初めから両目が描かれているということ。大きな目で隅々を見渡している、というご利益があるのだそうです。

今なお技術を受け継ぐ本郷家では、だるまの髭・眉・口・目を描くのは代々男の仕事と決まっており、目は左目から入れるというしきたりが。小さなサイズもあるということですので、新年の準備にひとついかがでしょうか。(ライター:Makikinha)

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