「お茶と水だけ」の自販機が、「御茶ノ水駅」に登場していた
東京都のJR御茶ノ水駅に、ちょっと変わった自動販売機があるらしい――そんな噂を聞きつけたJタウンネット編集部は、さっそく現場に急行した。
たどり着いたのは、御茶ノ水駅・御茶ノ水橋口。問題の自販機はこのあたりにあるらしいのだが......。
構内に足を踏み入れ、辺りを見回すと――。
どうやらこの自販機のようだ。しかし、何が「変わって」いるのだろうか。置いてある飲み物のラインアップに注目いただきたい。
そう、なんとこの自販機、すべての商品が「お茶」と「水」なのだ。ジュースやコーヒー、スポーツドリンクやこの時期恋しいおしるこもない。上一段はすべてお茶! 中段は大部分が水! 残りはあったかいお茶! なんと健康的な......。
別に入荷をケチったわけではない。下部のディスプレイには堂々と、
「お茶と水(だけ)自動販売機」
の文字が躍っている。
そう、ここは「御茶ノ水」駅。
だから「お茶」と。
「水」なのである。
この自販機はツイッターでも話題になっており、2014年12月11日に投稿された写真は実に7000回近くのリツイートを稼ぎ出した。筆者が撮影している間にも、通りかかった人が入れ代わり立ち代わり、自販機にスマホを向ける姿が見られた。
御茶ノ水の自販機、お茶と水しかねえ pic.twitter.com/UKJlBJ8S6l
— つちちゃき (@tsuchaki) 2014, 12月 11
それにしてもこの自販機、いったい何のために?
御茶ノ水駅が開業したのは1904年12月31日。実はもうすぐ110周年なのだ。これを記念して御茶ノ水駅では12月13日に撮影会やスタンプラリーなどのイベントを開催する。「お茶と水だけ自販機」も、これに合わせて登場したものだ。