動物園になぜかある「浮き輪」。その意外な使い道は?
[OH!バンデス - ミヤギテレビ] 2014年10月22日放送の「解決!リョウ様」のコーナーで、八木山動物園で見つけた謎の浮き輪について紹介していました。
動物たちのありのままの姿を見るために・・・
視聴者からの情報を元に、今回はリョウ様が八木山動物公園へ。謎の浮き輪を探して園内を捜索するものの、なかなか見つからず...。
浮き輪と言えば水辺?と探しつつ、見つかったのはなんとアフリカ園の池の前。シマウマやキリン、アフリカゾウがいるコーナーの通路でした。
この浮き輪、一体何に使うための物なのでしょう?飼育展示課の山﨑さんによると、これは「人の救助用」とのこと。
池に入園者が落ちてしまった時に助けるため、飼育員が作業中に落ちてしまった時、動物が池に落ちてしまったのを人が助ける時のため、という3つの事故を想定して設置されているのだそうです。
今年の8月に設置したばかりで、園内にはこの1か所だけとのこと。他にも水場はたくさんありますが、ここにしか設置されないのには理由がありました。
それは、アフリカ園が「生態展示」という形態をとっているため。野生に近い自然環境を再現することで、ありのままの動物の様子を見ることができる展示方法です。オリなどがないため、動物が入園者に近づいてきて、思わぬ事故につながってしまう危険性も。そこで、周りを深さ2mもある池で囲み、動物が外へ出られないようにしてあるということなんですね。
今度動物園に訪れた時には、ぜひそんな所にも注目しながら動物を観察してみたいですね!(ライター:Makikinha)