愛媛からカナダから、世界に広げる「クリスマスオレンジ」
「クリスマスオレンジ」と呼ばれているフルーツがあることをご存知ですか?
年末年始にその柑橘を食べて家族と一緒の時間を過ごすというのは、カナダでは100年以上前から続く伝統的な、冬の家庭での風景です。
「聖なる果実」とまで呼ばれる、季節を告げる大切なフルーツ...
実はこの「クリスマスオレンジ」、日本の"温州みかん"なのです。
寒さの厳しいカナダではかつて、冬場のフルーツは大変貴重なものでした。
19世紀に日本から移住してきた人々が故郷から輸入していた「温州みかん」の美味しさが話題となり、ついにはカナダ中に広まったのです。
今では、クリスマス前になると、おしゃれな木箱やサンタやトナカイの描かれたかわいい箱に詰まった日本の温州みかんが「クリスマスオレンジ」として店頭に並びます。
日本ではこたつのお供に愛されている冬のみかんが、遠く離れた国でも別な形で愛されているなんて、ちょっとうれしいですね。
そんな「クリスマスオレンジ」の風習を日本の代表的な温州みかん生産地「愛媛」が逆輸入!
さらに"日本のみかんをクリスマスに食べる"をグローバルスタンダードにしようと、本気で挑戦しています。
世界に向けて、他にないインパクトを残すために...
なんと、ハート形のみかん作りが始まりました!これまで例を見ない取り組みです。
クリスマスオレンジをさらに特別なものとして世界中に伝えたいという思いで、作り始めた「ハート型みかん」。成長過程にひとつひとつの実を型枠にはめて育てて行きます。
今はまだ(取材時の9月末時点)青く丸いみかんですが、収穫の時期が来れば冒頭の写真のようなかわいらしいハート形になるはずです。
ハートみかんの成長進捗は今後も追い続けます!
今年の年末にみかんを食べるときは、クリスマスオレンジと呼んでみてください。
いつものみかんが、何か特別なものに思えてきませんか。
今回の筆者:うまいもんドットコム
うまいもんドットコムでは全国各地から通年で3,000品以上の美味しい食の逸品をご紹介しております。 日本の季節の移り変わりに合わせて、旬の極上素材やここでしか買えない新品種の果物を、信頼できる生産者や築地市場から直送します。http://www.umai-mon.com