「ママ友がウチの子をドロボー扱い。文句を言ったら...」（静岡県・40代女性）

ご近所とのお付き合いの中でも重要なテーマなのが、「ママ友」との関係だ。同じ年頃の子供を持つ親同士、仲が深まりやすい一方、子供を通じたトラブルで、親の方の関係までぎくしゃくすることもある。

静岡県のF江さん（40代・契約社員）は、引っ越し先で近所の奥さんと「ママ友」になったのだが......。

ママ友ができたと思いきや...

集合住宅の2階に引っ越しました。

1階には我が家と同じような年齢の男の子が住んでいたので仲良くなれるかなと期待していました。奥さんも、なかなか優しそうな方でした。ただ、最初からご主人の方は、狭い通路で一対一で会って私が挨拶しても思い切り無視する人でした。毎回そうなので気分が悪くなりました。子供同士も意外と気が合わないのか一緒に遊ぶことはありませんでしたが、私たちは「ママ友」としてお付き合いをしていました。

「高価なボールがなくなったんだけど！」

ところがあるときに、その奥さんが血相を変えて我が家に飛び込んできました。

「うちの子の大事な、とても高価なサッカーボールがなくなったんだけどっ！」

つまり私の子供が、そのボールを勝手に持っていった――要するに、「盗んだ」のではないかというのです。

もちろん、うちの子には全く身に覚えがない話です。その時ちょうど私は留守にしていたのですが、後から子供から聞いて、猛烈に腹が立ちました（普段はそんなこと、めったにないのですが......）。

物がなくなったからといって、うちの子のせいにされてはたまりません。第一その「大事なボール」は、いつも共用階段に転がしっぱなし。「危ないなぁ」と思っていた矢先のことでした。

自分の子供を守らなくてはとその家に行き、うちではないこと、そもそも普段一緒に遊んでもいないことを言いました。すると「あら？そんな風に受け止めた？やだぁ」とヘラヘラしています。頭にきてご主人がいつも挨拶しても無視することまで言ってしまいました。

すると「パパぁ～この人が変なこと言ってるぅ」とご主人を呼ぼうとするので「結構です。とにかくうちは何も触っていませんよ」と伝えて帰宅しました。

見つかったのに謝りもなし

後日、近所のママに聞いたら「大事なボール」はすぐに見つかったそうです。だというのに、謝りにも来ません。

それからは、上下に住んでいながら無視です。元々ご近所のママたちの中ではリーダー的なポジションでしたし、「私は近所の人みんなと仲が良いから」と聞こえよがしに言ってきたりしたので、私だけ仲間外しにしたつもりだったのでしょう。

私も、もともと近所のママさんたちとはあいさつ程度でいいと思っていましたし、放っておくことにしました。裏では意地悪や悪口を言われていたと思いますが気にしないで過ごしました。

ママ友付き合いはもうこりごり

それから2、3年ほどで、彼女たちの一家は引っ越していきました。 後で聞いたのですが、なんでもうちと同じような言いがかりを他のママさんたちにもしていたようで、ご主人があんな性格だったこともあり、最後の方は自分の側が周りに無視されていたそうです。

ママさんたちからは「あの時はごめんね」と言われたりもしましたが、今ではご近所さんとの、子供を通しての付き合いは本当に薄くしています。もうドロボー扱いはこりごりですからね。

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