四角い食パンを「角食」と言うのは北海道と兵庫だけ...いったいなぜ?
「元祖」のお店では角食=ゴールド
日本に食パン文化をもたらされたのは江戸時代末期。横浜在住のイギリス人クラークが始めた「ヨコハマベーカリー」といわれる。イギリスは山型食パンが主流で、日本で先に広まったのも山型だったようだ。
クラークの下で修業した打木彦太郎が独立して開いた店「ウチキパン」は現在も横浜・元町で営業を続けている。この店の山型パンは「イングランド」、角型パンは「ゴールド」という商品名で販売されている。
少々話が脱線してしまったが、神奈川県の「角食」呼称率は全国平均よりも低く、「よく使う」「たまに使う」「知ってはいる」を合計しても13%しかない。
ところで、藤沢市片瀬に本店のあるベーカリーPINY(パイニイ)は、角食・山食という言葉を使っている。
6月17日の記事(「角食」という言葉、使う?)で「鎌倉、少なくとも私の身内では角食で通じますが。」というツイートを紹介したが、ひょっとしたらPINYの客かもしれない。