ウナギを「神の使い」と崇め、絶対食べない地域が岐阜県にある
本当に食べてないのか 聞き込み調査
粥川地区では住民がウナギを食べないため、ウナギが大量に発生、1924年(大正13年)には、「粥川のウナギ生息地」として、国の天然記念物にも指定されました。
まずは地元の料理屋さん「ふくべ苑」で「ウナギ料理はありますか?」との問いに、「できません。持ち込みでもダメです」とのこと。
住民の方に聞きこみ調査をしてみると、生まれも育ちも粥川地区の方は「絶対に食べない」と皆さんおっしゃっており、嫁いでくる前までは食べていたであろう、粥川地区へ嫁いできたお嫁さんたちにもお話しを伺いました。
「結婚式の前日に食べたきり」「里帰りした時に食べようとしたら、じんましんが出て食べたくても食べられない身体になってしまった」など、皆さん嫁いで来てからは食べていない様子。
聞き込みを続けると唯一、「幼稚園で食べた」というお子さんを発見。他地区の幼稚園に通っていたところ給食に出てきたので、うっかり食べてしまったとのことでした。
よって粥川地区では「本当にウナギを食べない」という結果になりました。(ライター:神谷祐美)