東海地方で話題の「新鮮すぎるビール」速達生の秘密に迫る
[ドデスカ!-名古屋テレビ]2014年7月26日放送のおじゃまドデスカのコーナーで、速達生の秘密について紹介していました。
東海地方限定生ビール!?
東海地方でしか飲めない特別なビールが話題とのことで、やってきたのはそのビールが飲めるという名古屋市中区の錦3丁目の「錦三ビア酒場」速達生のアンテナショップです。
皆さんもお店の提灯やトラックなどで「速達生」という文字を見たことありませんか?
速達生とは東海地方でしか飲めないとっても新鮮な生ビールのこと。
昨年4月に誕生し、今では東海地方の1700軒以上の飲食店で飲むことができる大ヒット商品になったとのことで、さらにそれが認められ、優れた商品に与えられる「日本マーケティング大賞 奨励賞」を受賞したことでも話題になったそうです。
徹底した鮮度管理と独自システム
その速達生を販売しているのが、業務用のお酒の卸で名古屋最大手の春日井市松河戸の「マルト水谷」なんです。
「普通のビールとの違いは、徹底してこだわっている鮮度です」と高木雅弘さん。ビールは樽詰後の時間と温度で成分に変化、苦みが減るなど味や香りに影響するそうです。
通常ビールの流通には工場から飲食店まで2週間を要していましたが、速達生は独自の流通システムで2日以内に届けることに成功したとのこと。
速達生はおいしさを保つため、工場出荷日から3日過ぎたら出荷しない上に、独自の需要予測システムで在庫管理も徹底しており、ロスも無くしているとのこと、すごいですね。
配送センターからも速達生トラックで直射日光を遮り、低温輸送を実現、365日の配送システムなんだそうです。
それでも「新鮮なおいしさはお店の協力なしでは実現しないんです」と高木さんはおっしゃいました。
お店でも徹底管理で最高の味を提供
そこで今年4月に名古屋市中村区名駅にオープンした「M4テラス」2階の「バリビアガーデン」で西村篤典さんにお話しを伺うと、「まずビール樽は冷蔵庫でしっかり冷やして管理します。サーバーは毎日水通し洗浄し、ジョッキも洗浄機ではなく手洗いをしています」とのこと。
速達生を飲むとジョッキに泡のリングができますが、これをハッピーリングと呼びます。
これは新鮮なビールをしっかり洗浄したサーバーで、きれいなジョッキに注いだ時にきめ細かい泡によってできるリングとのこと。
販売企業、飲食店の皆さんの手間暇かけた徹底管理が、おいしさの秘密なんですね。(ライター:神谷祐美)