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移住して、本当に「田舎暮らし」したいですか?

Jタウン研究所

Jタウン研究所

2014.07.09 19:47
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最近、「移住」というキーワードがちょっとした流行だ。東京などに住む都会人が、地方へUターン・Iターンして新たな暮らしをスタートする――「一極集中」に留まらない新たなライフスタイルとして、ちょっと疲れた都会人、そして地域振興を目指す地方の双方から注目を集めている。

都会人が田舎に対して抱くイメージはのどかな田園風景だ。土地や家が安く手に入り、食べ物も新鮮。なにより空気と水がうまい。
最近はネット通販で何でも手に入り、ケーブルテレビは全戸にある。
大都市と地方の差は縮まった、風光明媚な場所なら移住してもいい――そう考えるハッピーリタイヤ組は少なくない。

一方で、いくらネットがあるといっても外出しないわけにはいかない。車は必需品でガソリン代は確実にかかる。インフラの充実度は自治体によって差が激しい。古民家は情緒があるけれど、エアコンに慣れた体に冬のすきま風は身にしみる。静かな隠居生活を楽しめると思っていたら、ご近所付き合いが大変という話もよく聞く。

荻ノ島環状かやぶき集落(panna norikoさん撮影、Flickrより)
kayabukino-sato: 荻ノ島環状かやぶき集落

現役世代は...仕事が最大の関心事

現役世代でネックになるのは何といっても仕事だ。
どこで働こうが仕事は楽ではないけれども、田舎はそもそも選択肢が少ないし、見知らぬ土地では知り合いのつてを頼れない。
自治体が開催する移住セミナーに参加するとたいてい就農を勧められる。定年もリストラもないけれどサラリーマンと違って資金が必要だ。ほとんどの農家は兼業だが、農業初心者にそれができるか......自然相手なので週休2日は望めない。

話は少々脱線するが、自作農主義をとってきた戦後の日本農業も最近は農業法人によるファームが増えている。収入はあまり期待できなくても、勤める方が性に合っているから――というケースが今後増えてくるかもしれない。

ところで、東京や大阪では定期的に就農フェアが開催される。田舎の人は朴訥としているイメージがあるけれど、各ブースにいる農業関係者はアグレッシブで覇気がある。「都会の生存競争にはとてもついていけない。農業は人手不足らしいから、こんな自分でも歓迎してくれるのでは」という甘い考えだと厳しい。

疲れた心身を癒してくれる自然環境は田舎の方が断然恵まれている。それは間違いないけれども、どこで暮らそうと人並みに生きるにはガッツがいるわけだ。

ここで読者の皆様に質問。

移住願望はありますか? また、移住先で農業などのいわゆる「野良仕事」をしたいと思いますか?

以下の選択肢からお答えいただきたい。
結果は、Jタウンネットのシステムで都道府県別に集計する。
また、都会人の田舎暮らしなどに関するご意見やアドバイスのある人は、下のコメント欄に投稿してほしい。

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