「えっ、冷奴にからし付けて食べるんですか!?」「えっ、からし使わんの?」
酒の肴の定番といえば、よく冷えた豆腐に薬味や調味料を加えて食べる冷奴(ひややっこ)。薬味としてかつお節やネギ、おろし生姜(しょうが)などを添えて、しょう油をかけて食べる。この食べ方が一般的だ。
ところが、一部の地域は辛子(からし)としょう油で食べる――このことがネットでちょっとした話題となっている。
石川のほか大阪や静岡でも?
きっかけとなったのは、ブロガーのきっこさんのつぶやきだ。
昨日、ラジオで金沢出身の人が「冷やっこ、一般的にはショウガをすりおろして醤油で食べると思いますが、金沢では『からし醤油』で食べるんですよ」って言ってたけど、マジですか?「金沢・やっこはカラシミア」ですか?
— きっこ (@kikko_no_blog) June 30, 2014
調べてみると、ツイートに出てくる金沢市を初めとする石川県では、冷奴の薬味にからしを使う家庭が多いといい、テレビ番組などでも取り上げられたことがあった。
それだけなら「へー、変わった習慣だなあ」で終わってしまうのだが、きっこさんに寄せられたリプライには、「大阪でもからし」という証言が複数含まれているではないか。
なんでも、豆腐店がからしをサービスで付けてくれる。この風習はいつからなのだろう......。
@kikko_no_blog 大阪だって冷奴は「からし」で食べるうちが多いですよ。大阪のお豆腐やさんは昔から豆腐を買うと「からし」を一緒に付けてくれていました。
— ラテン系Hiroshi (@Latinkei_Hiro) 2014, 6月 30
ハイボール開けたから冷奴食べてる。お豆腐というと大阪ではお豆腐屋さんで買うと練りからしがついてくるんだけど、関東ではどうだろ?もっともお豆腐屋さんなんて今時見ないけど。
— Miss.R (@tagsvintages) 2013, 4月 30
そういえば大阪人は紅しょうがを好む。他地域の人にとっては考えにくいことだが、冷奴に紅しょうがを乗せて食べる人もいる(2013年11月1日付記事:大阪人には「準主役」「食の必需品」 牛丼に「紅しょうが」山盛りは当たり前!参照)。
ならば「おろししょうが」でもよさそうなのに――より辛い味を好むからなのか。牛丼に紅しょうがを仰天するほど盛っているし。
さらにある静岡県在住の女性によれば、同県の中部でも「からし」をつける習慣があるという。これが本当だとすれば、「冷奴=冷えた豆腐+からし」の方程式はかなり広い地域で通用することになる。
ここで読者の皆様に質問。
冷奴は「からし派」それとも「しょうが派」?
以下の選択肢から、お答えいただきたい。
結果は、Jタウンネットのシステムで都道府県別に集計する。