ピンクすぎる鳥取の無人駅「恋山形駅」がすごいと評判に
鉄道駅は周囲の景観との調和が求められる。その点で異色なのが第三セクター智頭急行の無人駅「恋山形駅」(鳥取県智頭町)だ。1日の乗降客数が2ケタに満たない無人駅だが、駅施設が「ピンク」に塗られている。
駅ができたのは1994年のこと。当駅のある場所は同町山形地区。地元の男性が「(人が)来い」「出て行った人が恋しがる」という理由で提案して決まったという。別に地名に「恋」が入っているわけではない。
従来は何の変哲もないグレー系だったが、2013年6月に今の色に塗り替えてしまった。駅名標もハートマークで、雨避けの壁には2次元キャラ「宮本えりお」が描かれている。
ハートのモニュメントも設置して、「恋が叶う駅」として売り出している。
あと、その近くにある「恋山形駅」に寄ってきた。最近ちょっとネットでも話題になってましたな。「恋」という字が駅名につくということで、恋愛成就のうんたらかんたら、ということでどピンクとハートに染められておりますw pic.twitter.com/zNerRU7t0l
— くっしー (@kowaie) 2013, 6月 16
恋山形駅いった(笑) pic.twitter.com/DHMgGVl3z8
— $ reichan (@ripaso6kji21) 2013, 10月 14
恋山形駅の看板は、ハート型! pic.twitter.com/sByHSOVtcL
— ありあ (@arianpure) 2014, 4月 14
恋山形駅に来てみた pic.twitter.com/LrSPWujuuv
— たうたう*\(^o^)/* (@tautau1999) 2014, 4月 5
さすがラブホテル恋山形 pic.twitter.com/WIV9JTBKKN
— 巫女巫女インバータ (@miko2inverter) 2014, 4月 10
恋山形駅、停目までハートなのかよ(絶句) http://t.co/6Z0v1b7rKf
— にゅーくす (@nwwks_long) 2014, 3月 27
2013年10月に放送された「月曜から夜ふかし」でも取り上げられた。当時はフォトスタンドがなく「無人駅で利用者がほとんどいないなのに...どうやってカップルが記念撮影するの?」と番組上で突っ込まれていたが、今年3月末にスタンドが設置され、ハートのシルエットをバックにタイマー撮影できるようになった。
恋山形、フォトスタンド設置しました。お客様に喜んでいただいております。 pic.twitter.com/3oWTcGckqr
— クラたん (@yuzu52D) 2014, 4月 23
小回りの良さはこれだけではない。同駅に停車するのは普通列車だけで1時間に1本程度で、駅にはトイレもないし、周囲にはこれといった施設もない。そこで鉄道会社は2014年3月のダイヤ改正時に、上下計5本の普通列車が数分間停車するようにした。
1987年に廃駅となってしまった旧広尾線の幸福駅(北海道帯広市)を彷彿とさせるが、恋山形駅の方がベタな雰囲気だ。
鉄道会社のウェブサイトには、「恋山形駅は山間の無人駅です。周辺にはお食事処はおろか自動販売機もありません。また駐車場のご用意も数台しかございませんので、なるべく普通列車をご利用ください」と説明されている。