お好み焼きといえば「大阪」?それとも「広島」?
「お好み焼き言うたら、当然『大阪』や!」
「いや、『広島』に決まっとるじゃろうが!」
......とまあ、そんな喧嘩を実際に見たことがあるわけではないが、こと「お好み焼き」については大阪・広島ともに、「自分たちこそが本場」と信じて疑わない節がある。
古くは孔子からの歴史を主張する人も
生地と具材を混ぜて焼く「大阪(関西)風」、両者を混ぜずに重ねて焼く「広島風」――どちらがより「古い」かは激しい議論が行われており、広島お好み焼き検索サイト「おこけん」に至っては、そのルーツを中国の孔子の時代にまで求めている。
ただ実際のところは、大正ごろに生まれた各種の粉もの料理が、戦後にそれぞれ独自の発展を遂げた結果、2種類のお好み焼きが生まれた――ということらしい。
広島人の前で「広島焼き」というとキレる...?
特に広島側は、全国的にはやや劣勢という意識もあってか、大阪側へのライバル心がかなり強い。特に「広島焼き」という呼称は、お好み焼きとは「別物」扱いをされているように感じるのか、結構カチンと来るという人も多いそうだ。
ちなみに2009年のデータでは、焼きそば・たこ焼き屋と合わせた店舗数では大阪がリードしているものの、人口当たりの数字では広島が全国トップに立っている。
「たくあん」を入れる浜松・熊本
一方、大阪・広島の2大潮流とはまた別の派閥も存在する。
たとえば、「遠州焼き」ともいわれる浜松風お好み焼きでは、具として「たくあん」を使うことで知られている。そもそもは駄菓子屋で売られていたもので、主にお菓子として食べられていた初期のお好み焼きの遺風をしのばせる。
また熊本でも、やはりたくあんをお好み焼きに入れる習慣があるといわれる。
このほかにも、大阪風と広島風の折衷的な「名古屋風」、カキをたっぷり使うのが特徴の岡山・日生の「カキオコ」など、いくつかのローカルお好み焼きも存在する。
...で、結局どこが「定番」なの?
さてJタウンネットの今回の調査テーマは、「どのお好み焼きが、各地域の『定番』なのか?」。
というわけで、読者の皆さんに質問。
あなたが好きな「お好み焼き」は?
以下の選択肢から、お答えいただきたい(結果は、Jタウンネットのシステムで都道府県別に集計)。