「せんべい汁」といえば、青森県八戸市が誇るご当地グルメだ。最近では2012年にB-1グランプリでも優勝を果たすなど、全国的に知名度を上げている。しかし、実際のところ地元ではどれほど食べられているのだろうか。また、「お汁にせんべいを入れたもの」......というくらいのことは知っていても、入れるのはどんなせんべいなのか。普通のせんべいとは違うのだろうか。 2014年2月27日放送の「秘密のケンミンshow」が、このせんべい汁にスポットを当てていた。 Senbei-shiru せんべい汁 おつゆせんべいのメーカーは、人口約24万人の八戸市内で10社以上も存在する。同じルックスだけれども原料の重曹は少なめ。南部せんべいより膨らませないためだ。低温で焼くことで硬めに仕上がっている。 作り方は次のとおりだ。だしは鶏のモモ肉でとるのが定番。そこにニンジンやごぼうといった根菜、しめじ、えのきなどの具材をたっぷり入れ、さらにしょう油、酒、みりんで味付けすると、具がたっぷりの汁物が完成する。 おつゆせんべいは4分の1ほどの大きさに手でちぎって投入する。具と一緒に煮込まないのは味を染み込ませるため。パリパリ感が消え失せ、くたくたになるまで5分ほど煮込めばせんべい汁の完成だ。待ちかねていたファミリーは笑顔でせんべい汁を味わう。 「南部せんべいの塩味と小麦粉の味が微妙に残っている」 「(固さの残っている)『耳』が入っていれば、なおさらおいしい」 せんべいは少し芯が残っていて、弾力感があるのが特徴。とくに「耳」と呼ばれる縁(ふち)の部分は硬めで、その食感は老若男女問わず人気が高い。せんべいは一回に混むと溶けてしまうため、おかわりのたびに新しいせんべいを鍋に投入する必要があるそうだ。 「要は雑煮のモチと一緒」 青森の主婦はそう表現した。 みの「お肉みたい」と納得 ここで取材VTRは終わり、スタジオにいる出演者らによる試食会が始まった。 「せんべいとは思えない」「歯ごたえがある」と、せんべいとは思えぬ味に一同感嘆。なかでもMCのみのもんたは、「お肉みたい」と激賞していた。青森の厳しい風土が生み出した郷土料理は、地元様々の芸能人たちが唸る味だった。