仙台市には全列車が通過する「廃墟駅」がある
板張りホームには穴が
両駅は特定の期間のみ営業する「臨時駅」。1987年3月に開業した西仙台ハイランド駅は、レジャー施設の仙台ハイランドの最寄駅として設置されたが、駅から施設までは3キロも離れているためマイカー客が多く、鉄道利用はふるわなかった。2003年のダイヤ改正以降は全列車が通過するようになり、現在に至っている。
八ツ森駅の開業は古く、1937年11月に近くにあったスキー場利用者のために設置された。スキーシーズン以外にもハイキング客の利用があったが、スキー場廃止以降、利用者はめっきり減って、1987年には臨時駅に格下げになり、2002年12月以降は全列車が通過する状態が続いていた。政令指定都市にありながら、周囲に人家はほとんどなく、駅前が未舗装という超秘境駅として鉄道マニアには知られていて、板張りのホームには穴が開いたままになっているという。