高橋大輔育てた「フィギュア王国」岡山 名選手続出なぜ？

新潟、兵庫にも通年施設オープン、埼玉にも今秋完成

むしろ「王国」を脅かしそうなのは、他県の「追撃」だ。

岡山のお隣、兵庫県は2013年8月に「ひょうご西宮アイスアリーナ」が開場。通年型24時間営業のリンクで、一般利用のほか、フィギュア強化選手の練習場としても使われている。

2014年2月1日には「新潟アサヒアレックスアイスアリーナ」が新潟市中央区にオープンした。メインリンクとサブリンクがあり、年中無休・24時間営業は日本海側初。

埼玉県上尾市にも国際規格のアイススケート場の建設が始まっていて、早ければ今年10月にも営業を開始する予定だ。青森県八戸市や鳥取県鳥取市でも建設の計画がある。

「王国」をめぐる競争は今後激しさを増しそうだが、こうして各地の選手が切磋琢磨できる環境が増えれば、日本のフィギュアスケートのレベルはさらに底上げされるかもしれない。