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スガキヤの「ラーメンフォーク」に戸惑う非東海人

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.02.04 14:20
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名古屋に本社のある「スガキヤ」は、東海地方の人が愛するフードチェーンだ。特に有名なのはラーメンだが、その際に使われる食器が、店オリジナルの「ラーメンフォーク」。

これがスガキヤのラーメンフォーク(Yusuke Kawasakiさん撮影)
スガキヤ『ラーメン』¥290(先割れスプーン使用)Sugakiya Ramen

ラーメンフォークは、スプーンの先にフォークが合体した食器だ。学校給食で使われる先割れスプーンと構造は似ているけれども、より麺を絡めやすい。歯の部分がなんともキュートなデザインだ。

「どう使っていいのか...」

しかしその独特の形状は、スガキヤが出店していない東日本や中国・四国、九州の人がみたら「なんだこれ?」と戸惑うこと間違いないだろう。

2014年2月2日16時47分に、ツイッターユーザーのKONFUNKさんが次のようにつぶやいたところ、4日の13時現在で約3640のリツイート数を集めている。

「人生初のスガキヤで衝撃を受ける!味じゃなくて、この謎のシルバー。どう使っていいのかわからずおたおたして見回すと、全員これを使いこなしてる!地元民じゃないことがバレる!」

ニューヨーク近代美術館でも販売中

合理的な飲食を目的として作られたであろうラーメンフォークだが、「箸の方が便利」という声は地元民からも結構あるようで、使いこなすにはちょっとしたコツがいる。ラーメンフォークは市販されており、その使用説明書には次のように書かれている。

(1)長いフォーク部分を軽快に使い麺をほぐし(以下省略)
(2)...フォークの部分で適量すくい、パスタの様にクルクルと巻きつけることもできます。
(3)フォークの部分で麺を、スプーンの部分でスープを同時に食べる様になれば、通です!
(4)具はフォークの部分でさしても良し、すくっても良し。スープも最後の一滴まで飲めます。

このラーメンフォークで麺をすくうと、スープが自然と皿状の部分にたまる。そのまま口に運べば麺とスープを同時に味わえるというわけだ。これが使い捨てワリバシだとゴミが発生しまうし、箸とレンゲを使い分けるときのような忙しさがなくてすむ。

スプーンフォークは1978年に陶器メーカーノリタケとの共同開発で誕生し、現在は2007年に導入された2代目に置き換わっている。歯は3本から4本に増え、右利き・左利き両方の人が使えるよう歯の位置はセンターに変更されている。

なんと、ニューヨーク近代美術館のミュージアムショップで売られており、人気商品になっているという。

日本でも東京・表参道のMoMAデザインストアで販売されており、同ストアのウェブサイトでも購入できる。1本1050円。

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