ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

地元激怒!? アニメ「のうりん」ホントの反応

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.01.16 08:01
0

岐阜県美濃加茂市を舞台のモデルにしたアニメ「のうりん」が話題になっている。いろんな意味で「ブッ飛んだ」内容に、地元が呆然――という説が飛び交っているのだ。

現在放映中のアニメ「のうりん」(公式サイトより)
現在放映中のアニメ「のうりん」(公式サイトより)

「のうりん」は、岐阜県多治見市在住の作家・白鳥士郎さんのライトノベルを原作とし、2014年1月からTOKYO MX系の地上波やネット放送などで放映が始まったばかり。岐阜県の農業高校を舞台に、生徒たちの日常を描いたラブコメディーだ。

アニメ制作にあたっては美濃加茂市の加茂農林高等学校を始め、地元がロケハンやPRに全面協力している。藤井浩人市長も直々に応援動画に出演した。

初回からお色気シーンで不安の声も

ところがこの「のうりん」、上記の設定だけ聞くと真面目そうだが、実際にはパロディや下ネタが満載のハイテンションな作風で、とある2ちゃんねらーいわく、

「※下ネタとパロディと悪ふざけの中に隠し味で農業要素が入ってます」

アニメ第1話でも早速声優ネタやかなり際どいお色気シーンが次々飛び出し、かなり評判となった。

最近は「ご当地アニメで町おこし」という話も珍しくもないが、こんなにハジけた内容で大丈夫か、地元は怒っているのでは――と、ネット上では憶測の声が飛び交った。

2ちゃんねるやまとめブログで「地元での上映会の模様」という写真が貼られたことも、「何も知らない地元の住民にあのアニメを見せたのか」などとそれを助長した。

地元書店では大々的に展開中(SBクリエイティブ営業課のツイッターより)
地元書店では大々的に展開中(SBクリエイティブ営業課のツイッターより)

「地元激怒」は本当なのだろうか。上映会参加者のブログは、当日の空気をこう紹介している。

「原作では下ネタがけっこう強烈だった作品だったのがアニメになっても再現されているのは見ての通り。見ての通りですが、先生も、加茂農林高校の学校関係者も見ている上映会でそれはどうだったかが心配されましたが、お客さんの反応では受けいられていたようです」

市長「私は面白い!と思いました」

また別の参加者もツイッターで、参加者のほとんどは元々原作ファンだったとし、会場では笑いも起きるなど比較的好評だったと明かしている。地元視聴者からも、

「のうりん地元民にはまじでおもしれー」
「今季の新作アニメ『のうりん』を観ました!!結構、面白かったです^^地元の高校をモデルにした作品なので興味深いです(笑)」

といったつぶやきが上がる。

そもそも佐藤市長と作者の白鳥さんは、以前からの友人だという。ツイッターでも第1話の試写後、

「ファンの反応は分かりませんが! 私は面白い!と思いました(^○^)」

とつぶやいている。3月には地元鉄道会社も「聖地巡礼」イベントを企画するなど、「地元激怒」説は必ずしも正しくないようだ。

PAGETOP