「ちゃんらー」元祖 芋洗坂係長の実家の食堂が「復活」
2014.01.11 08:00
お笑い芸人・芋洗坂係長の実家は、北九州市門司区清見にあった「清美食堂」。門司のローカル料理「ちゃんらー」は、この店が発祥だ。1999年に閉店したが、2014年1月12日、門司港レトロ地区に「二代目清美食堂」として復活する。
「ちゃんらー」とは、うどんのスープにちゃんぽん麺を入れ、もやしとキャベツ炒めを乗せたもの。考案したのは、芋洗坂係長の母親だ。昭和30年代に登場以来、店の看板メニューとして地元の学生や労働者に親しまれ、近所の食堂にも広まった。現在、門司にある飲食店7軒以上で提供されている。
店の復活にあたっては、芋洗坂係長と姉の範子さんが力を合わせている。健在の母親に作り方を教わり、食のイベントに出店するなどして普及に努めた。店のあった場所での再開を目指したが、周囲が寂れてしまったことから新しい場所で店を開く。
ブログ「ボラ~れちゃってごめ~んね」には、開店準備に励む彼の姿がアップされており、通りがかりの人から声をかけられることがあるという。
「作業中も、色んな方に声をかけられますが...そのほとんどが初代の清美食堂でよく食べていたとか、両親との想い出話をしてくれます」
門司の人気店だったことがうかがえるエピソードだ。芋洗坂係長はオープン日に来店する。