おでんの「スジ」といえば...牛、魚、どっち?
立春は過ぎたが、まだまだ冬の寒さはこれからだ。雪が降る地域もある。こんな夜は、あったかいおでんがいい。熱々のおでんをほおばりながら、熱燗で一杯、冷え込む晩はこれに勝るものはない。
おでんといえば、こんな経験がある。関西からやって来た友人とおでん屋に行った。東京ではけっこう名の知れたおでん屋なので、友人は期待に胸をふくらませていた。いくつか好みの種を注文した後で、彼はいそいそと「すじ」を注文した。実は大好物なのだという。
出てきたすじを見て、彼は驚愕した。食べてみて、さらに驚いた。期待が大きかっただけに、落胆も大きかったようだ。憮然として店を出た後、「あんなもんがすじ? 信じられへんわ」と吐いた。「すじ」とは、関西では牛のすじ肉を煮込んだもの。とろけそうになったものが美味とされている、らしい。
「あれはいったいなんなんや?」と聞く関東のすじは、白身魚のすり身に軟骨を加え棒状に固めたものをゆでたものだ。軟骨のコリコリした食感が特徴である。あれはあれで、好む人も多いのだが...。
まったく異なる食べ物なのに、西と東で、同じ「すじ」という名前が付いたのは、いったいなぜだろう。考えてみれば、不思議である。
おでんの「スジ」、皆さんの地域ではどうだろう。アンケート調査を試みたいと思う。
読者の皆様に質問。
おでんの「スジ」といえば...牛、魚、どっち?
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