千葉市のJR東千葉駅前にオープンしたカレー店が、「9秒カレー 9秒で提供出来なければ返金!」とうたっている――。ツイッターで2017年3月16日朝、そんな投稿を目にしたJタウンネット記者。「9秒でカレー......できなくもなさそうだけど、本当にそんな店、あるのかよ?」。 9秒どころか...9秒かからなかったよ... 「9秒カレー」が気になり、居てもたってもいられなくなった記者は、仕事を終えた19時過ぎ、東千葉へ向かった。JR総武線に飛び乗り、錦糸町で乗り換えて、千葉へ。東千葉駅までは、成田線でそこから1駅だった。 「9秒カレー」の店舗は、東千葉駅のホームから線路越しに目視できるほど、目と鼻の先にあった。 3月16日、Jタウンネット編集部撮影 たしかに「9秒カレー 9秒で提供出来なければ返金!」と書かれている。「東千葉店」とあるのは、他店舗も存在する証なのだろうか。 写真の扉を開けると、30代くらいの男性従業員が1人、カウンターの中に立っていた。立食式のカウンターは、5~6人が収まりそうな大きさだ。記者の他に、客はいなかった。 券売機には 「店員が食券を受け取ってから9秒で提供出来なければ返金」 と書かれた貼り紙があった。ボタンは「カレー並盛」と「カレー大盛」のみで、いずれも500円。 記者が「カレー並盛」を押すと、従業員はゴソゴソと準備に取り掛かった。その背後の壁には、9秒にセットされたタイマーが。記者が食券を渡した瞬間、従業員はタイマーをポチッと押し、目にもとまらぬ早さで手を動かし始めた。 8.00、7.00、6.00......タイマーの数字は刻一刻と減り続けるが、従業員の作業はそれにも増して早い。「はい、どうぞ」と手渡された皿を、記者がカウンターに置いた瞬間、タイマーの音が店内に鳴り響いた。 こちらが、「9秒カレー」の並盛だ。特に変わったところはなさそうだが... 1口、パクリ。 「これは......カレーだ......」 東千葉まで電車で約1時間+9秒をかけてついに出会ったカレー。その味は、よく考えてみると当たり前だが、やっぱりカレーだった。特徴を挙げるとすれば、にんにくが効いていることだろう。 東千葉にできた9秒カレー 。9秒で出てこなかったら返金だって。ニンニクの効いてるカレーでした。 pic.twitter.com/J23VAokNpK— Y'S GUITAR (@yoyoyoguitar) 2017年3月14日 食券渡す→店員さん受け取り、9秒にセットしてあるキッチンタイマーをスタートさせる→カレーをよそう→どうぞー→受け取ったあたりでピピッピピッと9秒。お皿大きいので小さく見えるけど結構入ってます。 pic.twitter.com/gYl68xqjgF— なおてえ (@NAO_T_1129) 2017年3月16日 「10秒カレー」は既にあった! 「○秒カレー」の店がこうして話題となったのは、初めてではなかった。横浜市営地下鉄ブルーラインの伊勢佐木長者町駅を出てすぐの場所にある「スタミナカレーの店 バーグ 弥生町店」では、注文してから10秒で提供されるという。3月7日の情報番組「みんなのニュース」(フジテレビ系)が取り上げていた。 もしかすると「9秒カレー」の店は、「10秒カレー」を知っていたから「9秒」としたのかも......気になって従業員にたずねると、 「そんなお店、あるのですか?」 (そ、そうですよね......) 「うちの社長が(「9秒カレーを」)考えたんですよ」 従業員によると、3月13日に開店したばかりで、この店舗が1号店なのだという。 「(他の店も)売れ行き次第でやりたいな、とは思ってるんですけどね」 日本全国広しとはいえ、「9秒」でカレーを提供する店はめったにない。千葉近郊に在住の人は一度、食べに行ったらいいかもしれない。